スマートスケープが日本国内で提供する大容量データ交換サービス
スマートスケープ株式会社は、ドイツのPROSTEP社が開発した「OpenDXM GlobalX」というデータ交換ソリューションを、日本国内において提供することを発表しました。この新サービスは「OpenDXM.jp」という名称で展開され、特に製造業向けに最適化されています。
OpenDXM GlobalXの特徴
「OpenDXM GlobalX」は、インターネットを通じて大容量データを迅速かつ信頼性高くやり取りできる管理ファイル転送システムです。具体的には、利用する部門やドキュメントタイプにかかわらず、多彩なニーズに応え、大量のデータの収受や転送を安全に行えます。利用者が手動で作業するだけでなく、大規模なタスクの自動化も可能で、特にこの点が新たな時代のデータ交換ソリューションとして注目されています。
このシステムは、ヨーロッパの自動車業界特有の厳しい要件をクリアしており、BMWやポルシェを始めとする250社以上で導入されている実績があります。ユーザー数は全世界で10万人を超えており、その普及と信頼性から見ても非常に優れたソリューションと言えるでしょう。
OpenDXM GlobalXの主な機能
OpenDXM GlobalXには、ユーザーが活用しやすいブラウザベースのグラフィカルインターフェース(GUI)が提供されています。また、高度なセキュリティが誇れる点も大きな魅力です。以下に主な特徴をまとめました:
- - 使い勝手の良いブラウザベースのGUI
- - 高セキュリティの認証
- - スレッド転送とレジューム機能
- - 分散暗号化ストレージ
- - PDM/PLMとのインテグレーション
- - タスクの自動化機能
- - CADデータの変換統合
- - OFTP2プロトコルのサポート
このように、OpenDXM GlobalXは多岐にわたる機能を持ち、データ管理を効率化するための強力なツールとなっています。
OpenDXM.jpについて
OpenDXM.jpは、定額制の月額課金サービスで、OpenDXM GlobalXを基盤にしたグローバルデータ交換を支援するサービスです。このサービスは、AWS(Amazon Web Services)の最新のクラウド環境上に構築されており、利用者は世界の6つのリージョンからクラウドセンターを選択できます。
これにより、企業は自社のデータセンター利用料やハードウェアコストを削減しながら、セキュアで高品質なサービスを享受できるようになります。
価格とサービス開始時期
OpenDXM.jpのサービス開始予定は2013年4月です。受注は2012年11月中旬から行う予定で、価格は1ユーザーあたり月額3,000円からの予定です。データ管理の新しいスタンダードとして、ぜひご注目ください。
PROSTEP AG社とスマートスケープの背景
PROSTEP AGは、1993年の設立以来、PLMインテグレーションのリーディング企業として、航空宇宙や自動車産業における顧客に向けた統合ソリューションを提供してきました。スマートスケープは、2003年に設立され、自動車や産業機械業界のシステム開発に強みを持っています。両社のコラボレーションにより、さらに効果的なデータ交換サービスが日本で実現することになります。
結び
今回のOpenDXM.jpの展開は、日本国内の製造業におけるデータ管理や転送の新しい基準を打ち立てることでしょう。これにより、お客様はますます効率的にデータを管理し、業務を推進できる手段を手に入れることになります。興味がある方は、ぜひ公式サイトをご覧いただき、その利便性をお確かめください。
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