サンコール株式会社の魅力的な展示
京都を拠点とするサンコール株式会社が、2025年の大阪・関西万博にて特別な展示を行います。8月4日から17日までの間、京都ゾーンのパビリオンで「いのち輝く未来」をテーマにしたサステナブル・フィギュアを展示し、来場者に体験型イベントを通じてメッセージを届けます。
新素材「竹炭ふろしき」の登場
サンコールが誇る竹炭は、環境に優しい過熱水蒸気で炭化された素材です。過去に竹害問題を抱えた京都府宮津市で発生した竹を有効活用し、約10年以上の里山保全活動を経て実現しました。この竹炭を染料として使用し、これまでにない「炭のふろしき」を創り出しました。古来の技法を現代技術で再現し、さまざまな色合いの黒を展開することで、来場者に新たな感覚を提供します。
展示スペースでは、ふろしきに包まれた「こころ」を感じてもらうことで、ワクワク感を演出。このイベントは単なる展示にとどまらず、来場者が文化と未来への思いを岐路に立たせる重要な体験となるでしょう。
ヴィーガンレザーの新たな試み
また、展示の注目すべきポイントは、竹から取り出したセルロースや竹炭を使用したヴィーガンレザーです。この素材を使って表現された「いのち輝く未来」は、サンコールが長年にわたって発信してきたメッセージを具体化したものです。日本の自然と伝統を現代に生かす取り組みとして、地域への貢献と、持続可能性に重きを置く姿勢が感じられます。
サンコールDayも要チェック
特に8月7日には「サンコールDay」が設けられ、この日に特化したイベントが計画されています。展示物に関する詳細な解説が行われるほか、訪れたお子様たちが自分だけのアイテムを制作できる楽しみもあります。同社の社員が直接プレゼンターとして参加し、観客とのインタラクションを楽しむ貴重な機会となるでしょう。
更に、公式YouTubeチャンネル「SDGs KYOTO TIMES」では生配信も行われ、会場に来られない方々も一緒にこの体験を楽しむことができます。
環境への想い
サンコールの開発関係者の一人、山口氏は「この展示を通じて環境への関心を高めるきっかけとなることを願っています」とコメント。地域とのつながりや、環境保全の重要性を改めて考える機会となることを期待しています。さらに、向井氏は「竹資材の持続可能な活用に貢献したい」という思いを語り、来場者に対して未来につながる一歩を一緒に踏み出すことの楽しみを共有しました。
サンコール株式会社は、これからも環境に配慮しながら、地域の発展と自然保護に取り組んでいく姿勢を持ち続けていくことでしょう。万博での展示は、その全てを体感できる絶好のチャンスです。