企業と児童労働問題を考える最新セミナーの詳細
10月27日、企業の人権デュー・ディリジェンスと児童労働への対応をテーマにした興味深いセミナーが開催されます。このセミナーは、認定NPO法人ACEと株式会社オウルズコンサルティンググループ、およびデロイト トーマツ コンサルティング合同会社の共催で行われ、特に企業がどのように児童労働問題に取り組むべきか、具体的な対応策が議論される予定です。
セミナーの概要
セミナーの日程は2025年10月27日(月)で、11:30から13:00までの予定です。会場はデロイト トーマツ コンサルティング本社(東京都千代田区丸の内3-2-3)で、ハイブリッド形式で行われるため、オフラインでの参加者もオンラインでの参加者も受け付けています。定員は会場30名、オンライン300名とされており、誰でも自由に参加が可能です。
このセミナーでは、世界の「ビジネスと人権」の潮流を理解することができ、特に日本における児童労働や人権への取り組みが求められる時代の現状に焦点を当てます。昨今の人権デュー・ディリジェンスに取り組む企業が増える中、児童労働は特に深刻な「人権リスク」の一つとして認識されており、企業は自社のサプライチェーンにおける児童労働のリスクをしっかり把握し、適切に対応することが求められています。
セミナープログラム
セミナーは次のようなプログラムで進行されます:
- - 開会の挨拶:オウルズコンサルティンググループの代表取締役CEO 羽生田慶介氏
- - ビジネスと児童労働の現状と課題:デロイトの小野美和氏が「児童労働白書2025」について紹介
- - 世界のビジネスと人権の潮流:国連ビジネスと人権作業部会 議長のピチャモン・イェオファントン氏による講演
- - パネルディスカッション:ビジネスと人権の専門家が登壇し、具体的な事例について意見交換
- - 質疑応答:参加者からの質問に対する回答
- - 閉会の挨拶:セミナーのまとめ
登壇者について
特に注目すべきは、国連ビジネスと人権作業部会の議長であるピチャモン氏です。彼は多くの国におけるビジネスと人権の研究を行い、日本の企業や政府に向けた提言を行ってきた実績があります。彼の話を通じて、国内外の事例を交えながら最新の知見が得られることは、参加者にとって貴重な経験となるでしょう。また、ACEの代表である岩附由香氏やデロイトの小野美和氏が参加し、各自の視点からの見解を広げてくれることも期待されます。
申し込み方法
このセミナーへの参加を希望される方は、ACEの公式ウェブサイトからの申し込みが必要です。会場参加希望の方は、前日までに申込を済ませてください。セミナー終了後は、ACEのYouTubeチャンネルにてアーカイブ配信が行われる予定です。
児童労働白書2025の発行
さらに、セミナーに合わせて「児童労働白書2025」が発行されます。こちらは10月27日午前9:00にACEウェブサイトより公開される予定で、無料ダウンロードが可能です。市場の動向や企業の実態調査が含まれたこの資料は、筑波の企業が自らの人権リスクを見極めるための手助けとなるでしょう。
認定NPO法人ACEの取り組み
ACEは、児童労働の撤廃を目的としたNGOであり、各国における子どもたちの権利が尊重されるよう積極的に活動しています。また、ACEは2023年のジャパンSDGsアワードで、国際NGOとして初の内閣総理大臣賞を受賞した実績を持っており、その活動が高く評価されています。これからの企業における人権尊重の取り組みを支えるため、ぜひこのセミナーで最新の知見を得てください。