株式会社RevComm(レブコム)が、インドネシア・ジャカルタに新たな開発拠点を設立しました。この拠点は、レブコムの現地子会社であるPT RevComm APAC Indonesiaが運営し、現地のエンジニアと協力して新たなサービス開発や、より優れたユーザー体験の提供に取り組みます。
レブコムは2021年10月より、インドネシア市場に音声解析AI「MiiTel」の有償提供を開始しており、2023年2月には現地子会社を設立しています。これまで、同子会社は「MiiTel」の導入を支援する営業拠点として機能してきましたが、今後はソフトウェアエンジニアを採用し、開発拠点としての役割も担っていくことになります。
インドネシアは現在、人口が約2.79億人と世界第4位を誇り、平均年齢は29歳と若い世代が多い国です。生産年齢人口が増加し、経済を活性化させる「人口ボーナス期」にあるため、多くのスタートアップが育成されています。また、教育機関や政府の支援によりエンジニアの育成も進められています。このような背景から、インドネシアには高い成長の可能性があります。
新たに設立される開発拠点では、インドネシア市場における「ホテル版MiiTel Phone Mobile」やAI関連機能のローカライズ、さらには日本市場向けの契約・請求管理機能の開発が主な業務となる見込みです。また、PT RevComm APAC Indonesiaのエンジニアリングマネージャーである松土慎太郎氏は、インドネシアの優れた技術と意欲あふれるエンジニアと共に、グローバルな開発体制を強化し、お客様に価値あるプロダクトを提供していくことを目指しています。
さらに、レブコムは「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」という理念のもと、引き続き「MiiTel」ブランドの価値向上に努めていくとしています。同社は、電話解析AI「MiiTel Phone」やコールセンター解析AI「MiiTel Call Center」、Web会議解析AI「MiiTel Meetings」、対面会話解析AI「MiiTel RecPod」などを通じて、すべてのコミュニケーション場面でのデータ化を進めています。
今後、レブコムがインドネシアの市場にどのように貢献していくのか、そして新たに設立した開発拠点がどのような影響を持つのか、ますます注目が集まります。
会社概要
- - 企業名: 株式会社RevComm
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号丸の内ビルディング28階
- - 代表者: 会田 武史
- - 事業内容: AI×音声のソフトウェア・データベースの開発
- - 企業サイト: RevComm
また、レブコムは2023年4月にアジア企業で唯一、米国の「Forbes AI 50 2023」に選出され、2025年のCES®にてAI部門イノベーションアワードを受賞するなど、国際的に評価されています。今後のさらなる展開に期待が高まります。