地球深部探査船「ちきゅう」への新技術提供
2026年1月12日、三洋貿易グループのコスモス商事は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(以下、JAMSTEC)が所有する地球深部探査船「ちきゅう」に、採鉱試験用の機材を納入しました。この取り組みは、内閣府が推進する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」に基づき、特に海洋レアアース資源の採鉱に焦点を当てています。
日本の海洋資源開発の最前線
「ちきゅう」は、清水港を出港し、南鳥島沖の試験海域へ向かいました。この船は、水深6,000mにも及ぶ海底での採鉱を可能にするための高度な技術を擁しています。コスモス商事は、採鉱機、揚泥管、浮力体、遠隔操作無人探査機(ROV)といった、重要な機材の納品を行いました。また、これらの機材が効果的に機能するための技術支援も提供しています。
世界初の試験システム
本試験では、船上から揚泥管を海底に降下させ、ROVを使用して泥を揚げるという、新しい採鉱システム接続試験に挑みます。この試みは、技術革新と新しい資源の発見につながる可能性があり、国際的な海洋資源開発の分野においても重要な一歩です。
コスモス商事の理念と背景
コスモス商事は1990年に設立された企業で、石油・天然ガス、地熱、温泉の掘削機材を始めとする、様々な地質分析ソフトウェアや海洋資源開発技術の輸入・販売を行っています。2004年に三洋貿易の100%子会社となって以降、技術力を高め続けており、海洋開発における付加価値のあるソリューションを提供しています。
三洋貿易の展望
三洋貿易株式会社は、1947年に設立され、ファインケミカル、インダストリアル製品、サステナビリティ、ライフサイエンスという4つの分野で活動しています。「Quest for Next」というスローガンの下、企業としての責任を果たしつつ、社会の発展に寄与するための高付加価値商品と技術サービスを提供しています。
未来への期待
三洋貿易グループは、今後も海洋資源開発の分野での挑戦を続け、持続可能な技術革新を通じて、社会の発展に貢献していくことを目指しています。 このプロジェクトは、海洋レアアース資源の実用化に向けた大きなステップであり、成功を収めることで、さらなる技術の進化と新たな資源開発の可能性が広がることが期待されています。