日本初のスポーツ通訳士誕生！濵本時生さんの新たな挑戦とは

日本初のスポーツ通訳士の誕生

一般社団法人スポーツマネジメント通訳協会が認定した「スポーツ通訳士」の第1号が誕生しました。受験日である2025年3月23日の資格試験を経て、その栄えある称号を手にしたのは、濵本時生さん。彼の努力の道のりやこの資格制度が持つ意義について、詳しく見ていきます。

濵本時生さんの経歴

濵本時生さんは24歳、東京都に住む若き通訳者です。彼の学びのルーツはアメリカのハワイ州にあります。カラニハイスクールでの学びを経て、上智大学の国際教養学部を卒業しました。彼は現在、外資系IT企業にて通訳・翻訳業務に従事し、日々の仕事に情熱を注いでいます。

スポーツに対する情熱も強く、「将来的にはメジャーリーガーの通訳など、グローバルな経験を活かしてスポーツの世界で挑戦したい」と夢を描いています。この姿勢が高く評価され、スポーツ通訳士の資格取得に繋がったのでしょう。

資格試験の意義

「スポーツ通訳士」資格の設立は2024年から始まった専門職化の一端です。この資格は、スポーツ通訳者の社会的地位向上を目指しており、濵本さんの認定はその第一歩として非常に重要なものです。今後、さらに多くの通訳者がこの資格を取得し、スポーツ分野での専門性が求められる時代が来ることでしょう。

証書授与式の様子

2025年7月28日には、濵本さんに認定証が授与されました。代表理事の生駒さんが直接手渡したこの証書は、濵本さんの努力が結実した瞬間でもありました。このように、資格試験の合格は通訳者としての小さな一歩に過ぎませんが、それは濵本さんにとって、大きな一歩となったのです。

スポーツ通訳士が持つメリット

この資格を取得することで、濵本さんのように通訳者登録を無試験で行えるというメリットがあります。また、協会認定のスポーツ通訳士として多くの場でその名前が掲載されることで、専門家としての信頼性も高まります。この資格を持つことで、仕事の機会が増えるだけでなく、報酬の向上にも寄与することが考えられます。

スポーツ通訳士とは

「スポーツ通訳士」とは、協会が主催する「スポーツバイリンガル検定‐Baseball-」に合格したうえで、さらに上級資格である「スポーツマネジメント通訳-Baseball-」に合格することで得られる称号です。この資格を持つことで、スポーツ現場で求められる高い通訳・マネジメント能力を証明することができ、幅広い分野での活躍が期待されます。

スポーツ通訳協会の展望

今後、一般社団法人スポーツマネジメント通訳協会は、スポーツと言語の架け橋となる通訳者の育成を進めていく予定です。プロフェッショナルな通訳者がスポーツ業界で新たな道を切り開くためのサポートを行い、業界全体の成長に寄与していくことを目指します。

特に、アスリートのセカンドキャリアとしての「スポーツ通訳者」の選択肢を広げるために、さらなる啓蒙活動も計画されています。このように、濵本時生さんの誕生は、単なる個人の成功にとどまらず、スポーツ通訳の未来に大きな影響を与えることでしょう。