心理支援の新視点
2025-02-14 19:16:51

『こころのやまいのとらえかた』で学ぶ心理支援の新たな視点

『こころのやまいのとらえかた』オンラインゼミ



日本公認心理師ネットワークが開催するオンラインセミナー、タイトルは『こころのやまいのとらえかた』を広げて臨床に活かすゼミの第3回目です。本セミナーは2025年3月21日19時00分から20時30分に行われ、多くの方々に参加をお待ちしています。

このゼミの狙いは、クライエントの病理や困りごとだけでなく、心理学や医学、哲学、社会学など多様な視点からクライエントを理解し、心理支援へとつなげることです。セミナーで扱うテーマは、第三章の「バイオから見えてくるやまい〜やまいの理解における『客観性』と『主観性』〜」です。

この章では、心の病と生物学的要因の関連を深く探求します。「こころのやまい」とは、私たちの神経系や遺伝にどのような影響を与えるのかを考察し、近現代の生物学的な研究が心理的な問題をどの程度まで「客観的」に説明できるのか、さらにその理解における「主観的」な経験や当事者の視点の重要性に焦点を当てます。

このブロックでは、生物学的理解の利点と限界に触れ、「説明」と「理解」という異なる2つのアプローチで「こころのやまい」をどのように捉え直すべきかを考えます。また、当事者性や主観性に関する議論を交えながら、より深く心の病を理解するための視点を探っていきます。

参加者に期待されること

参加者には、以下のようなニーズがある方々を想定しています。
  • - 精神医療や心理学における生物学的アプローチを学びたい方
  • - こころのやまいと神経系・遺伝の関連を知りたい方
  • - 生物学的説明の可能性や限界について議論したい方
  • - 当事者の視点を考慮した心の病の理解を探求したい方
  • - 基本から学びたい心理学の学生などです。

このゼミの理念は、「とらえかた」によって見えてくるものが異なることです。つまり、異なる視点からのアプローチが、心理支援の方法や理解にどのように影響を与えるかを探求します。また、「とらえかた」を広げ、より多様な回答が得られるような「問い」を提供したいという意向もあります。

セミナーの参加方法

セミナーはZoomのミーティング機能を使ってオンラインで行い、講義部分は後日見逃し配信もあります。参加に際しては、事前に指定された章を精読し、疑問やコメントを事前にフォームに記入していただく必要があります。

講師は大阪大学の佐々木淳教授で、皆なからの疑問に時間の範囲内でお答えしていきます。各回の参加チケットが販売されるので、興味のある回に参加するスタイルです。

参加条件と開催概要

  • - 参加資格:公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士の資格をお持ちの方、また心理学を学ぶ学生・院生
  • - 開催日:2025年3月21日(金)19:00から20:30
  • - 参加費:3980円
  • - 対象書籍:『こころのやまいのとらえかた』著:佐々木淳(定価2400円+税)

興味のある方は、ぜひご参加ください。心の病についての理解を深め、実践に生かす新たな知識を得られる貴重な機会です。

会社情報

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日本公認心理師ネットワーク
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