日本企業の中国進出を支える新サービス、健康食品市場に特化したスピード診断

中国市場への健康食品展開を加速させる新サービス

株式会社クロスボーダーエイジは、東京都千代田区に本社を置くベンチャー企業で、最新の事業開発と人材育成を行っています。同社は今年、新たに日本企業向けに特化した「製品スピードスクリーニング」サービスを開始しました。このサービスは、健康食品やサプリメントの中国市場への展開を目指す企業に向けて提供され、判断材料となる簡易レポートを作成します。

スピードスクリーニングの概要

このスピードスクリーニングサービスでは、特定の健康食品やサプリメントのパッケージ、公式サイト、宣伝資料といった公開情報を元に、中国市場の最新の規制と照合を行います。また、日中・中日の翻訳作業も含まれ、1アイテムあたり8万円（税別）で、最大20営業日以内にレポートが提供されます。

このサービスは、研究開発部門やOEM（相手先ブランド名製造）先への配合情報提供前に、中国市場への展開が可能かどうかを判断するための手助けをします。手続きを迅速に進めることで、企業は新たなビジネスチャンスを捉えやすくなります。

中国健康食品市場の急成長

中国には、「青帽子」というロゴマークを持つ機能性を有する健康食品を管理する制度があり、特定保健用食品（トクホ）や機能性表示食品といった、日本の制度に類似した仕組みです。今、中国の保健食品市場は年平均10%を超える成長を遂げており、2018年には市場規模が4.3兆円、2020年には5.2兆円に達する見込みです。これは日本企業にとって非常に大きなチャンスを意味しています。

日本と中国の関係は改善されてきており、規制やビジネス環境も徐々に整いつつあります。しかし、日本企業が中国市場に参入するには、依然として複雑な申請プロセスや法定試験をクリアする必要があり、この「認可投資」は大きなハードルとなっています。そのため、多くの企業が参入を思案する段階で進展がないケースが目立っています。

株式会社クロスボーダーエイジの役割

このような問題を解消するために、株式会社クロスボーダーエイジは専門的なノウハウと確かな人脈を活かして、日本企業の中国市場への展開をサポートしています。迅速かつ的確な情報提供により、自社の製品を海外市場に送り出す手助けを行います。これにより、日本企業が中国の消費者に向けた商品展開をスムーズに進められるようになることを目指しています。

株式会社クロスボーダーエイジは、今後も日本企業の新たな市場開拓を支援するため、さらなるサービスの充実を図っていく計画です。