未来を共鳴させる巨大な実験、シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」
2025年大阪・関西万博に向けた新たな試み、シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」が、ついにその全貌を明らかにしました。公益社団法人2035年日本国際博覧会協会のプロデューサーとして、慶應義塾大学医学部の宮田裕章教授が計画を担当。彼のビジョンのもと、アートとテクノロジーが交差するこのパビリオンは、参加者がその場で共鳴し合い、未来を考える特別な空間を提供します。
「Better Co-Being」とは何か
「Better Co-Being」は、万博会場の中心にある「静けさの森」と調和し合う形で設計されたパビリオンです。屋根や壁がなく、自然との一体感を持つ空間が特徴です。このパビリオンでは、技術を駆使して文明の転換を提案し、「共鳴」をテーマに、人と人、人と世界、人と未来の関係性を探求します。来場者は、アート体験を通じて、持続可能な未来や多様な価値観の重要性を再認識することが期待されています。
未来の共鳴体験
パビリオン内では、来場者が共鳴体験を通じて未来を描くことを目的としています。三つの「シークエンス」で構成される体験は、参加者が一期一会のつながりを感じながら、共に未来を模索する場を提供します。
シークエンス1: 人と人との共鳴
このセクションでは自己と他者の存在を再認識し、共に価値観を見つめ合います。多様なアートインスタレーションが、人とのつながりを考えるきっかけとなり、来場者は共鳴の手がかりを得ることができます。
シークエンス2: 人と世界の共鳴
この体験では、参加者が共に世界に向き合い、より良い未来を象徴する「虹」を創造します。ここでは、足元の違いを認識しつつも、共通の空を見上げ、未来に向かって共に歩む体験が展開されます。
シークエンス3: 人と未来の共鳴
参加者の共有体験を基に、映像アートを通じて未来を描くことを目的とした体験です。ここでは、様々な人々が交差する中で生まれる独自の共鳴が、未来への架け橋となることでしょう。
共鳴体験を支えるテクノロジー
このパビリオンには、来場者の体験を深めるための2つのキーマテリアルが用意されています。
1.
Better Co-Beingアプリ: 来場者の体験をアーカイブし、多様な視点や価値観への理解を促します。
2.
ふしぎな石ころ「echorb」: 触覚技術を応用したインタラクティブな体験を導入し、参加者同士のつながりを強化します。
バーチャルパビリオンの展開
「Better Co-Being」では、バーチャルパビリオンも準備中で、参加者の思い出を共有し共鳴を育む「Better Co-Being Journal」を展示予定です。
シグネチャーイベントの計画
万博期間中、数々のイベントが予定されており、具体的には展示、ワークショップ、ビジネスコンテストなど多様です。「Better Co-Being」の理念に共鳴する人々が集い、未来を共に考え、描く期間となるでしょう。
来館予約について
万博への来場を希望する方々には、「超早割一日券」や「超早割特別抽選」の情報が提供され、より多くの人々にこの共鳴の体験を味わってもらうことが期待されています。
2025年、大阪で開催される万博は、私たちに未来への道しるべを示す重要な機会となるでしょう。「Better Co-Being」と共に、全ての人々が共鳴し合う未来を目指して歩みを進めることを願っています。