発酵を科学するラボ
2025-10-31 18:27:23

長岡技術科学大学と小倉ヒラクが発酵文化の未来を拓く「発酵を科学するラボ」設立

「発酵を科学するラボ」の設立



長岡技術科学大学は、発酵デザイナーの小倉ヒラクとの共同プロジェクトとして新たに「発酵を科学するラボ」を開設しました。このラボは、日本が誇る発酵文化を科学的に探求し、その価値を国内外に広めることを目的としています。

発酵文化の重要性



日本の発酵文化は1000年以上の歴史を有し、味噌や日本酒、漬物など、私たちの日常生活に密接に関わっています。しかし、近年、日本の少子高齢化や過疎化の影響で、国内需要が減少してきています。一方で、北欧やアメリカでは日本の発酵文化が注目されており、国際的な需要が高まっています。そのため、JAPAN HAKKO BRANDの確立が急務です。

ラボの目指すもの



「発酵を科学するラボ」では、発酵文化が持つ地理的・生物学的要因、健康機能、また日本の独自の技術といった三つの側面を明らかにし、それを基に価値のあるブランドづくりを行います。このプロジェクトでは、以下の三つの機能が重要な役割を担っています。

1. 微生物の培養・分析に関する最新の知見と技術
2. 発酵文化に関する人類学的・社会学的リサーチ
3. 研究結果を商品やサービスに結びつける開発機能

科学と文化の交差点



このラボの設立は、小笠原渉博士と小倉ヒラクの出会いによって実現しました。科学と文化といった異なる視点から日本の発酵文化を捉え、互いの専門知識を活かしていくことで、新たな価値を創造することが狙いです。研究から市場への橋渡しを行うことで、発酵文化の重要性を再認識し、さらなる発展を目指します。

地域活性化への寄与



ラボは全国の高専ネットワークと連携し、地域の発酵食品を研究することによって、ユニークな発酵文化の価値を高めることを目指します。具体的には、初の共同研究として香川県のキムラ漬物宮崎工業と取り組み、乳酸発酵によるたくあん製作の科学的モデルを築き、薬膳的な健康効果の探索も進めます。

未来を見据えた発信



「発酵を科学するラボ」は、長岡技術科学大学リージョナルGXイノベーション共創センターを拠点に活動し、国内外への情報発信を強化していきます。発酵文化の新たな可能性を発見し、文化の継承と発展を推進するため、引き続き鋭意努力していく方針です。

未来の発酵文化を共に築いていくため、全国各地の高専、研究機関、地方公共団体との連携を深めていきます。まだまだ未開拓の領域が広がる日本の発酵文化、その発見を皆さんもお楽しみに!


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会社情報

会社名
発酵デザインラボ株式会社
住所
東京都世田谷区代田2-36-15BONUS TRACK
電話番号
03-6413-8525

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