進化する検査AI
2025-11-14 17:35:00

新しいAI技術「Regulus」による電子基板検査革命が始まる

電子基板検査に革新をもたらす「Regulus」の登場



シリウスビジョン株式会社が開発した新たなAI、「Regulus」が、電子基板の検査分野に新風を吹き込んでいます。この技術は、ユーザーによる事前の学習が不要な点が大きな特長です。これまでの検査工程で必要となっていた、良品と不良品の画像データを集める手間が一切不要になるため、導入即日から使用が可能です。この革新により、工場の生産ラインにおける効率を大幅に高めることが期待されています。

従来のAIとの違い



従来型の学習型AIである「Sirius-AIS」では、事前に良品と不良品の画像を収集し、それを基に深層学習を行ってから使用するため、事前準備に時間がかかります。数十枚から100枚以上のデータが必要で、その収集には相当な手間がかかります。一方、「Regulus」は、全く新しいアプローチで、目視検査員の判断基準を理解し、適切に判定できるのです。例えば、目視検査員が「この部分に不良がある」と指示すると、「Regulus」はその情報を元に即座に判定を行います。このため、製造現場での迅速な対応が可能となります。

高精度な判定方法



「Regulus」は、特定の表現を使って指示する「Regulus Text」というシステムを採用しています。このテキストは、電子基板や半導体部品などに応じて準備され、使用が簡単です。もちろん、画像データも必要ですが、それは既存の画像検査ソフトウェアが提供するため、新たに学習を行う必要がないという特長があります。これにより、工場内での効率が劇的に向上し、急速な生産と高精度な検査が可能となります。

クラウドシミュレーションの活用



さらに、シリウスビジョングループのUniARTSが提供するクラウドサービス「UniARTS」を生活することで、様々な表現を使ったシミュレーションも手軽に行えます。このシステムを活用すると、従来よりもさらにスムーズに不良品の検査が可能となり、製造プロセス全体において大きな負担軽減が期待できます。

Regulusの判定例



実際に「Regulus」による判定結果を見てみると、ショートやメッキ不良、印刷不良、焼け焦げなど、様々な不良品を正確に識別できることが確認されています。良品の判定に関しても、位置ずれや部品の向き違いなど、従来の視覚検査に匹敵する高い精度で実施されています。

名前の由来



「Regulus」という名称は、ラテン語で「小さな王」を意味します。星座の一つに由来しており、最も見えにくい星の中から、不良を見逃さず識別する能力を象徴しています。この技術が、製造現場における頼れる存在となることが期待されています。

未来の検査技術を見える化するウェビナー



シリウスビジョンでは、2023年11月20日に「AIが“判断力”を持った⁉ “言葉を教える”だけの次世代AI印刷検査」というテーマでウェビナーを開催します。新しいAI『Regulus』の具体的な使用方法や効果を実際にくすべてで確認できる機会です。

この新技術がもたらす可能性は計り知れません。製造業の現場において、効率化や品質向上に寄与することが期待される「Regulus」をぜひ注目していきたいところです。


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会社情報

会社名
シリウスビジョン株式会社
住所
神奈川県横浜市港北区新羽町1189-4
電話番号
045-710-0584

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