京セラが2024国際航空宇宙展に出展し最先端技術を紹介

京セラ、国際航空宇宙展に出展予定

京セラ株式会社（代表取締役社長：谷本秀夫）は、2024年10月16日（水）から19日（土）にかけて東京ビッグサイトで開催される「2024国際航空宇宙展」に出展することが発表されました。この展示会は、国内外からの主要企業や政府機関、大使館関係者が集結する、日本最大級の航空・宇宙に関する総合展示会です。

出展内容の概要

京セラでは、宇宙関連分野において最先端技術を発表します。特に、ファインコージライトというファインセラミック製品が注目されています。この材料は、過酷な環境下でも形状の変化を最小限に抑える特性を有しており、天体望遠鏡の光学ミラーや構造部品に広く使用されています。また、同社は小型月着陸実証機（SLIM）にも採用されたセラミックスラスタを展示する予定です。

高熱伝導材料の発表

さらには、特定方向において高い熱伝導率を持つグラファイト材料を基にした高熱伝導材料部品も紹介されます。この部品は、エネルギーの効率化や高出力の実現に貢献する開発中の製品です。

米国Bliley Technologiesとの連携

また、2023年にはKAVXの傘下となった米国Bliley Technologiesを通じて、低位相ノイズ周波数制御に優れた製品群も展示予定です。これには、衛星同期機能を持つマスターリファレンスオシレーター及び、衛星搭載用のOCXOが含まれています。これにより、宇宙産業に向けた先進的な技術が日本市場でも広がることが期待されています。