上杉伯爵邸から2025年米沢おせちの予約開始
山形県米沢市の上杉伯爵邸が、2025年の正月に向けた米沢おせちの予約受付を開始しました。このおせちは、米沢の伝統料理文化を感じることができる、特別な一品です。上杉伯爵邸は、地域の魅力を伝える観光まちづくり法人、プラットヨネザワと連携して米沢の郷土食を多くの人に届けたく努めています。
米沢の歴史と食文化
米沢藩の初代藩主、上杉景勝公は、かつて会津から減封されたにも関わらず、5千人もの家臣を解雇せず、藩を守るために人々と共に生きました。この歴史の中で、下級武士たちは創意工夫を凝らし、自給自足を実現する「半農半士」的姿勢で地域経済を支えました。その後、第九代藩主の上杉鷹山公は、様々な新産業の推進と農業振興に注力し、米沢のユニークな食文化が根付く背景となりました。
今日でも、米沢では郷土を愛する心が強く、様々な伝統料理が家庭の食卓で大切に受け継がれています。
米沢おせちの魅力
「米沢おせち」は、上杉伯爵邸が提供する特別な正月料理として知られています。このおせちには、地元の新鮮な食材を用いたさまざまな料理が詰まっており、米沢ならではの美味しさを楽しむことができます。
たとえば、ひょう(冬に乾燥させた野菜)の「ひょう干し煮」や、古くからの伝統的なおせち料理である「棒鱈煮」、「カラカイ煮」などがあります。また、米沢牛を使用したローストビーフは、特製のだし汁を絡めたオリジナルソースが特徴で、こちらも大人気。
おせちには、長寿を願う「海老」、子孫繁栄を祈る「数の子」、生き生きとした生活を願う「黒豆」など、縁起担ぎの品々がふんだんに盛り込まれています。家族や大切な人とのお正月に、ぜひ一緒に楽しんでほしい一品です。
米沢おせちの内容
具体的な内容としては、壱の重には焼き海老や米沢牛ローストビーフ、弐の重にはカレイの西京焼きや米沢豚のローストなどがあり、参の重には数々の煮物が並びます。この豪華三段重は、36,720円(税込)で、送料が別途かかるとのこと。本予約締切は2024年12月20日まで。ただし、状況によっては早めに締切となる可能性があるため、注意が必要です。
地元料理を感じるために
米沢には郷土料理の知恵や工夫があふれており、これらの料理を通じて地域の人々の歴史や文化を感じることができます。春には山菜、夏はお漬物、秋には芋煮と、四季折々の食材を用いた地域の料理が味わえる上杉伯爵邸は、訪れる価値があります。
特に、上杉伯爵邸の美しい3000坪の日本庭園は、桜や紅葉、雪景色と美しい四季を感じることができるスポットとしてオススメです。米沢おせちを味わった後は、ぜひ米沢を訪れて、その魅力を体感してください。
予約や問い合わせは、上杉伯爵邸の公式サイトや電話にて行うことができます。公式サイトの情報を参考に、楽しいお正月を迎えられるよう、準備を進めてみてはいかがでしょうか。