従来のOJT教育を超える「EGG」がIMS Japan賞を受賞

株式会社Giftedが開発したeラーニング教育プログラム「EGG」が、名誉あるIMS Japan賞の審査員奨励賞を受賞しました。この受賞は、OJT（On the Job Training）教育という従来の教育方法からの転換を象徴するものであり、企業の人材育成に新たな道を示します。

OJT教育の限界

「背中を見て覚えろ」という古い教育観に依存するOJT教育が、多くの企業で行われているのが現状です。しかし、このような指導法では、社員が自発的に学ぶ機会が少なく、成長が停滞することが多いのです。実際、実施されているOJT教育の60%は、先輩の行動を観察するだけに留まっています（行政独立法人労働政策研究・研修機構調べ）。このような教育は、現場の社員がパフォーマンスを改善できない理由を企業側に提起させることが多く、結果的に「君、うちの会社向いてないよ」といった発言が飛び交うことになってしまいます。

Giftedの誕生とビジョン

Giftedは、OJT教育の限界を感じた元リクルート社員の杉田恵美によって設立されました。「目の前の大切な人がGiftedを開花させられる環境を作り続ける」というビジョンのもと、各社員が持つ独自の才能を引き出すことを目指した教育プログラムの開発が始まりました。社員が早期に成功体験を得ることで、それぞれの才能を育て、全体的なパフォーマンスの向上を図ることが目的です。これは、より素晴らしい社会の実現に寄与すると考えられています。

大人のための繰り返し学習「EGG」の特徴

「EGG」は、属人的なOJT教育を克服し、従業員の生産性と売上の向上をサポートするために設計されたeラーニングのプログラムです。知識の定着だけでなく、実際の行動変容を促すために、脳の構造に基づいた教育論法を用いています。忙しい職場環境でも学習しやすいよう、動画やマニュアルに頼るのではなく、まずはドリル形式で学ぶスタイルを採用しています。これにより、個々の苦手分野を特定し、効率的に学ぶことができるのです。

どのような企業に最適か

「EGG」は特に、新規開拓や伴走型営業を行う企業において、その効果が期待されています。例えば、不動産、保険、人材、IT業界などでの導入が進んでおり、実際にその成功体験を得る企業が増えています。これにより、社員全体の能力向上につながることが証明されています。

代表の杉田恵美の経歴

株式会社Giftedの代表、杉田恵美は、リクルートでの11年間の経験を経て、起業に至りました。数々の業績を残しつつ、各種の講演や研修活動を行い、中でも大学生や各業界への有益な指導を行っています。彼女は「人は皆、固有の才能を持っている」との信念から、Giftedを創業し、ストラクチャードな環境を提供することで企業成長を支えています。