千葉市で新たに始まる『認知症あんしん保険』
2026年7月1日、千葉市において損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)と千葉市が共同で『認知症あんしん保険』を導入します。これは認知症の方々とそのご家族が安心して外出できる環境づくりを目的とした新しい取り組みです。
背景と実施方針
千葉市は、国の「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」に基づいて策定した「認知症施策推進計画」を掲げています。この計画では、認知症に優しい地域づくりを目指し、認知症の方が参加できる社会の実現を取り組んでいます。特にバリアフリー環境の推進と、認知症の方が外出する際の支援を重視しています。
損保ジャパンもこの方針に賛同し、市民の安心・安全・健康な暮らしをサポートするために千葉市と契約を結び、今回の保険の提供に至りました。
事業の目的と意義
本事業の中心的な目的は、認知症の方々やそのご家族が外出や社会活動を心配なく行えるようにすることで、共生社会の実現に寄与することです。これにより、地域全体が安心して暮らせる町を顕著に推進します。
具体的な保険内容
この新制度では、千葉市が損保ジャパンの個人賠償責任保険に加入し、事前登録した市民(被保険者)を対象に補償を提供します。
1. 補償内容
- - 補償金額: 事故発生時、1億円までの補償が行われます。
- - 補償の対象例: 誤って線路に立ち入り電車を止めてしまった場合や、他人の物を壊してしまった場合、日常生活で他人に怪我をさせてしまった場合などが含まれます。
- - 事故処理: 事故が発生した際には、被保険者が損害保険会社に連絡し、保険の適用可否が判断されたうえで相手方に保険金が支払われます。
2. 保険料
本保険に関しては、保険料は無料で、千葉市がその全額を負担します。
3. 対象者
以下の条件をすべて満たす方が対象となります:
- - どこシル伝言板に登録していること
- - 千葉市に居住し、自宅で生活していること
- - 認知症の診断を受けていること
今後の展望
損保ジャパンはこの取り組みを通じて、地方創生を意識した支援体制を今後も構築していきます。また、本事業の理念や詳細を地域の方々に広め、全社的に千葉市民の健康向上と発展に尽力する方針です。
認知症と向き合う社会の中で、地域の皆が安心して暮らせる環境を目指す『認知症あんしん保険』の取り組みに、今後も注目が集まることでしょう。