還暦人の価値観
2019-06-12 11:05:09
還暦人の7割が今後やりたいことがある!人生を見つめる新たな価値観
還暦人の価値観と人生の振り返り
PGF生命が実施した調査によると、還暦を迎えた人々が抱く価値観や生き方に関する興味深い結果が明らかになりました。調査対象は今年還暦を迎える1959年生まれの2,000名、そしてその結果を見てみると、精神的には40代の若さを保ちつつ、人生を有意義に捉えていることが感じられます。
精神年齢と肉体年齢
調査によると、還暦人の精神年齢は平均46.6歳、肉体年齢は54.5歳という結果が出ました。実年齢は59.3歳ですが、心の若さを示す精神年齢は平均で12.7歳も若いことがわかります。肉体年齢も4.8歳若いということから、還暦人が熟成した生き方をしていることが伺えます。
幸せの絶頂期
更に、人生の幸せがピークに達したと感じている時期の調査では、30~34歳と答えた方が21.4%を占めました。この時期は日本がバブル経済の真っただ中にあり、経済的にも恵まれた時代だったことが彼らの記憶に残り、幸せの基準となっているようです。
還暦祝いに望むこと
調査結果では、還暦祝いとして「旅行」「食事会」に参加することを最も喜ぶ還暦人が多いことが明らかになりました。特に「一緒に旅行に行く」ことが35%を占め、「食事会」を希望する人が29.5%。プレゼントとしては「旅行券」がトップに立ち、成長することや体験を重視する傾向があります。一方で、伝統的な「赤いちゃんちゃんこ」は、70%以上の還暦人が着ることを嫌がるなど、時代の変化を感じさせます。
若々しさの象徴としての有名人
調査では「還暦に見えない有名人」として田中美佐子さんが1位に選ばれ、京本政樹さんが男性部門の1位に。明るい笑顔や魅力的な姿勢が評価されています。
働く意義と未来への展望
また、お仕事に関しては高齢でも働き続けたいと感じる還暦人が84.7%に及び、多くの方が60歳以降も活躍を続ける意向を持っています。平均で67.2歳まで働きたいと考えており、70代前半までの現役を望む傾向が見られます。
貯蓄事情
平均貯蓄額は2,956万円でありますが、4人に1人は100万円未満の資産しか持っていないことも明らかになりました。このことから、一部には資産格差も存在することがわかりますが、特に夫婦2人世帯では平均3,223万円という高水準に達しています。
健康と趣味への投資
健康維持に平均1万3千円を使い、68.6%が趣味にお金を使っているとの結果が出ています。男女別で見ると、特に男性のほうが趣味へ多くの支出をしている傾向が見られました。
将来の不安と備え
それに対し、還暦人が抱える不安は収入の減少や身体能力の低下、年金制度の崩壊が複数となっており、これらに対する備えとして、貯蓄や資産運用を行う割合は47.7%に及ぶことが明らかに。老後に安定した生活を求める姿勢が読み取れます。
結論
還暦人たちの調査結果からは、精神的にはまだまだ若い感覚を持ち続け、経験を活かして価値ある人生を歩もうとする姿勢が強く表れています。将来への夢や目標を持ちながらも、同時に現実的な不安を抱え、準備を行う姿が見受けられます。今後も彼らの人生がますます豊かになることを願ってやみません。
会社情報
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プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社
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