YOASOBIが、明日東京ドームでの特別公演に先駆け、直木賞作家4名とのコラボによる音楽プロジェクト『はじめての』の英語版ミュージックビデオを今夜22時から順次公開すると発表しました。このプロジェクトは、島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都の4人の作家が書き下ろした小説に基づいた楽曲が集められています。
2024年4月にリリースされたEP『E-SIDE 3』に収録されている楽曲は、それぞれの小説のテーマを音楽で表現しており、英語版ならではの新たな魅力を引き出しています。今回公開される楽曲は『Mister』、『Loving You』、『manimani』、そして『Seventeen』の4曲。これらは、それぞれの小説のストーリーに寄り添った内容となっており、音楽ファンのみならず文学ファンにとっても楽しみな作品です。
具体的な収録内容は、まず『Mister』は、島本理生の『私だけの所有者』に基づき、初めて恋に落ちた時の気持ちを描いています。続いて、『Loving You』は、森絵都の『ヒカリノタネ』を原作にし、告白する瞬間の緊張感を表現。また、辻村深月の『ユーレイ』をもとにした『manimani』は、家出をした主人公の心情を映し出しています。そして、宮部みゆきの『色違いのトランプ』を元にした『Seventeen』は、並行世界での緊迫したストーリーを描いています。
YOASOBIは、これまでもアニメや映画とのコラボレーションで話題を呼んできましたが、今回のように文芸作品との組み合わせは、新たな地平を切り開く試みといえるでしょう。英詩の音の響きを楽しめるこのプロジェクトに、ファンたちも高い期待を寄せています。
なお、ミュージックビデオは、2024年11月8日金曜日22:00からの公開が予定されており、特設サイトでは事前に視聴できるリンクも提供されています。この発表は、結成5周年を記念する東京ドームライブの直前に行われるため、その盛り上がりは一層気分を高めてくれることでしょう。
最後に、読者の皆さんにも、YOASOBIの新しい音楽体験とその背後にある文学の魅力を、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。