心温まるお別れの大切さ
新型コロナウィルスが世間を混乱に陥れた2020年以降、私たちの生活様式は一変しました。外出自粛や経済活動の低下は、悲しいことに自死や孤独死を引き起こしました。また、コロナ陽性者に対する葬儀の制約から、大切な人とのお別れの際に後悔を抱えるご遺族が増えているのです。そうした状況の中、著者はこの問題に対して「心残しを持たないお別れ」を訴える書籍『後悔しない大切な人のおくり方』を発表します。
著者の背景
著者のつのだちえみさんは、有限会社統美の取締役であり、納棺師および遺体保全師としての豊富な経験を持っています。母を交通事故で失ったことがきっかけで、この道を歩み始めました。彼女の手によって、年間約1万人の故人が「会って、触れて」お別れを果たしています。
「きちんとお別れをする」という気持ち
本書では、大切な人が亡くなる前にどうお別れをするべきか、具体的な方法や心の在り方を語ります。「会って、触れて、声をかける」というシンプルな行為が、後悔のない未来につながると信じています。ここでの「会う」という行為は、ただの形ではなく、心から大切な人を送り出したいという願いそのものです。
未来へつながるお別れの形
著者は、孤独死や事故死など、厳しい状態で亡くなられた方とのお別れの経験を通じて、遺族の気持ちを深く理解しています。どんな状況であっても、大切な人との再会を大切にし、真心を込めて「身支度」に取り組む姿勢が、多くの人に勇気を与えるでしょう。
読者へのメッセージ
本書は、医療やエンディング業界の専門家だけでなく、中学生や高校生にも理解しやすい内容に仕上げられています。「死」というテーマは決して遠いものではなく、誰もが必ず直面する現実です。そのため、若い世代が死や別れについて考えるきっかけになることを目指しています。
書籍の詳細
- - 書籍名: 後悔しない大切な人のおくり方
- - 著者: つのだちえみ
- - 価格: 1,000円(税別)
- - 発行日: 2023年1月30日
- - ページ数: 178ページ
- - 販売店: 全国の書店、アマゾン、楽天ブックス、セブンネットショッピングなど
この本は、家族や友人とのお別れの際に心に留めておきたい貴重な教訓を提供します。私たち自身と向き合うための手助けをしてくれる一冊です。心の準備を今から始めてみませんか?