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医療的ケア児や重症心身障害児の家族にとって、思い出を残すことは特別な意味を持ちます。しかし、フォトスタジオでの撮影には様々なハードルが存在します。感染症に対する不安や、医療機器への配慮から、気軽にスタジオを訪れることが難しいのです。そうした悩みを抱える親たちに朗報です。NPO法人ソルウェイズが運営する多機能型重症児者デイサービス「モアナ」において、家族写真を撮影できる「ソルウェイズ写真館」が開催されることが決まりました。

この写真館の目的は、医療的な配慮が必要な子どもたちが、安心して家族と一緒に写真を残せる場を提供することです。ソルウェイズの代表は、実際に医療的ケアを要する娘さんを持つ親として、この事業の意義を痛感しています。「私自身も、家族全員が揃った写真が全くないことに気がつき、非常に残念な思いをしていました」と語る彼女は、同じような悩みを抱える家庭が多いことを確信しています。

特に、医療機器を使用している子どもや、服薬の影響で眠ってしまうこともあるため、一般のスタジオ撮影に対して心配が尽きない状況は、少なからず経験しています。そこで「ソルウェイズ写真館」では、すべての環境がバリアフリーに整えられており、撮影時にも気兼ねなく声をかけたり、転がり込んで来たハプニングを楽しめるよう配慮されています。

このイベントは2024年3月24日（日）11時から16時まで、予約制で行われます。撮影料金は3,000円で、約15分の撮影タイムが設けられており、看護師資格をもつカメラマンが撮影にあたります。また、ヘアメイクのオプションも用意されており、子ども用ヘアセットが500円、大人用が3,500円で提供されます。家族の自然な笑顔や、思い出の瞬間を切り取ることができる、この特別な機会をぜひ利用してみてください。

ソルウェイズは、医療的ケアを必要とする子どもたちとその家族が地域社会の中で安心して生活できるように、多様な活動を行う団体です。従来の公的支援では解決できないニーズにも応えるため、地域の医療・福祉専門の有資格者と連携し、支え合いのある社会の実現を目指しています。また、NPO法人あえりあも同様に、医療・福祉・介護のニーズに対する支援活動を展開。「ソルウェイズ写真館」は、そんな理念のもと開催される、特別なイベントです。参加希望の方は、完全予約制のため、早めの申し込みをお勧めします。詳細は公式サイトで確認できますので、ぜひチェックしてみてください。

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