シルバーアイがWi-Fi 6モジュールWG7A51-01のサンプル受付を開始
株式会社シルバーアイは、8月20日よりJorjin Technologies Inc.が開発した新しいデュアルバンドWi-Fi 6モジュール、WG7A51-01のサンプル受付を開始することを発表しました。この製品は、IoT(Internet of Things)分野向けに高性能を実現するために設計されました。
WG7A51-01の基本情報
WG7A51-01は、13.4mmの长度と13.3mmの幅、2.0mmの高さを持つコンパクトなデザインです。このモジュールは、TI CC3351コンパニオンICを搭載しており、高度な無線通信機能を提供します。WLAN機能はSDIOインターフェースを通じてホストプロセッサに接続され、BluetoothはUARTインターフェースを介して接続されるため、様々なアプリケーションに対応可能です。
特徴と機能
WG7A51-01は、コストを重視した組み込みアプリケーションに最適な特性を持っています。主な機能は次の通りです。
- - デュアルバンド対応: 2.4GHzおよび5GHzの周波数帯で動作し、異なるWi-Fiデバイスと直接接続が可能。
- - マルチロールサポート: STAやAPモードをサポートし、柔軟なシステム構築が可能。
- - 外部無線との共存: 3線式または1線式のPTAにより、追加の2.4GHz無線(例えば、ThreadやZigbee)との共存が実現。
- - 高スループット: 最大50Mbpsのアプリケーションスループットを実現。
- - 耐久性: -40℃から85℃の温度範囲で動作可能で、幅広い環境での使用が期待されます。
- - 認証取得予定: CE、FCC、IC、TELECなど、国内外の認証も受ける予定です。
評価キットとサポート
シルバーアイは、WG7A51-01の評価ボード「WG7A51E01A」を提供しており、ユーザーガイドやLinuxおよびRTOS向けのドライバーガイドも用意されています。これにより、開発者は迅速にこのモジュールの特性を確認し、自身のプロジェクトに活用することが可能です。
サンプル供給のスケジュール
WG7A51-01のサンプル供給は2024年9月から開始される予定で、2025年1月には技適認証を取得し、量産も開始される見込みです。このスケジュールに合わせて、多くの企業が新たなIoTソリューションの実現に向けて期待を寄せています。
会社情報
Jorjin Technologies Inc.は1997年に設立され、無線通信やセンシング技術の開発を行っている企業です。本社は台湾に位置し、革新的な製品開発で業界内でも高い評価を得ています。
シルバーアイは、横浜市に拠点を置き、IoTソリューションだけでなく、半導体や関連商品を幅広く取り扱っています。両社の連携によって、今後のIoT市場における重要な役割を果たしていくことでしょう。
さらに詳細な情報は、シルバーアイの公式ウェブサイトやJorjinのページで確認できます。モジュールに関するお問い合わせは、シルバーアイのe-ソリューション事業本部までどうぞ。