KizunaAIとアソビシステムが手を組む
2023年、エンターテインメント業界に衝撃が走りました。バーチャルYouTuberの先駆者、KizunaAIがアソビシステムとエージェント契約を結び、音楽アーティストとしての活動を本格化させることを発表しました。この契約は、KizunaAIが2022年に無期限活動休止を発表してから約3年後の再始動を受けたもので、今後は音楽を中心とした新しい表現を目指していきます。
エージェント契約の背景
KizunaAIは2025年2月26日に活動を再開し、音楽シーンで新たな“Neo J-pop”を体現していく意向を示しています。アソビシステムは、きゃりーぱみゅぱみゅや新しい学校のリーダーズなどのアーティストを世界に送り出してきた実績があり、KizunaAIの音楽活動を全面的にサポートする体制を整えています。
両社の役割と期待
新たなパートナーシップのもと、KizunaAIのコンテンツ制作は引き続きKizunaAIプロデュースチームが担当し、アソビシステムは宣伝や営業を担当します。この役割分担により、KizunaAIのアーティストとしての活動が国内外へ広がることが期待されています。
KizunaAIは、アソビシステムとの契約を受けて「世界中の多くの人と音楽を通じてより深くつながっていきたい」と感想を述べ、今後の活動に対する意気込みを伝えています。KizunaAIプロデュースチームは、アソビシステムの支援により、海外への展開を強化し、KizunaAIの魅力をさらに引き出すことができると確信しています。
アソビシステム代表の中川悠介氏は、KizunaAIとの初めてのコラボレーションがあった2019年を振り返り、「彼女は多くのファンに愛され続ける存在」と評価。KizunaAIがJ-POPシーンで新たなムーブメントを生み出すことを強く期待しています。
KizunaAIのプロフィールと新たな挑戦
KizunaAIは、バーチャルビーイングとして「それでもつながりたい、あなたを知るために」というテーマのもと、2016年に誕生しました。無期限の活動休止から戻ってきたKizunaAIは、インターネット文化の中で長年活躍し、音楽を通じて新たな表現を追求します。
新たな音楽スタイルは、日本のインターネットダンスミュージックのエッセンスを保ちながら、インディー・バンドの要素やJ-POPを融合させることを目指しています。
KizunaAIの公式YouTubeやTikTok、各種音楽ストリーミングサービスを通じて、その魅力を直接感じることができる機会も増えてきています。ファンたちは新たな音楽の展開に期待し、彼女の次なるステップを見守っています。
アソビシステムの役割とビジョン
アソビシステムは日本のポップカルチャーを形成する重要な存在であり、アーティストやクリエイターのマネジメントのみならず、多岐にわたるプロジェクトを手掛けています。アーティストのサポート体制が整ったことで、KizunaAIの活動が一段と充実し、世界中にその存在感を示すことが期待されています。
KizunaAIとアソビシステムのタッグによって、日本の音楽シーンに新たな風を吹き込むことができるのか、今後の展開から目が離せません。