IP Infusionの業績が加速。2024年度上半期に過去最高の成長を達成
IP Infusionは、2024年度の上半期において、前年同期の売上高を21%上回る成長を記録したと発表しました。これにより、IP Infusionは過去最高の業績を更新し、今後のビジネス成長に一層の勢いを与えています。その背後には、52社の新規顧客と34社の新規チャネルパートナーが加わったことが影響しており、このことでIP Infusionのエコシステムが一層拡大しました。
特に注目すべきは、業界をリードするオープンネットワークオペレーティングシステム「OcNOS®」の需要が高まっていることです。既存顧客からのリピート受注は255件に達し、Cisco SystemsやJuniper Networksなどの従来型ベンダーに代わる存在として地位を確立しています。現在、OcNOSのライセンス数は世界中で5万件を超え、240万件以上のポート出荷を達成しています。
新たな採用事例と顧客成功プログラム
2024年度上半期には多くの採用報道が発表され、企業とのオンラインセミナーも行われました。この活動によって、IP Infusionのカスタマーサクセスプログラムは顕著に加速しております。新規顧客としてAdams Cable Service、Citynet、MadeoConsultantなどが名を連ね、シスコやジュニパーネットワークスが競合する中での成長が期待されています。
特に、4月にポルトガルで開催された「OCP Regional Summit」にて、Madeo ConsultantおよびProsoluceと共に登壇し、ディスアグリゲーションの成功事例を紹介したことは、さらなる信頼を得る要因となりました。
CEO緒方の意気込み
IP InfusionのCEOである緒方淳氏は、オープンネットワークソリューションに注目が集まる中で、IP Infusionの成長が加速していることを喜びを持ってコメントしました。ソフトウェア機能の拡充、ハードウェア選択肢の拡大や、より短い市場投入期間、所有コストの削減といった点が、企業にとって魅力的であると認識されています。
戦略的パートナーシップの拡大
さらに、IP Infusionは業界リーダー企業との提携を進めており、通信業界専門のIPネットワーキングソリューションを推進すべく、Pnetworksとの戦略的パートナーシップを発表しました。この提携により、顧客はより多様なソリューションを享受できるようになります。
また、Telecom Infra ProjectのMANTRAコンセプトの証明実験を行い、UfiSpaceおよびCienaとともに、オープンスタンダードに基づく商用ソリューションの実証を完了しました。
新製品と特許技術の発表
本年は新製品の開発にも注力しており、直感的な操作が可能な「IP Maestro」や、Cienaの最新光学製品を活用した「OcNOS 400G ZR/ZR+」を市場投入しました。これにより、顧客は新たな体験とより合理的なエンドツーエンドの相互運用性を享受できるようになります。
また、業界初の取り組みとして、オンラインIT研修企業Orhanergun.netが開発した「OcNOS」研修ビデオも発表。これにより、顧客は学習リソースを手に入れ、新しいディスアグリゲーション型ソリューションを効果的に活用する支援が行われています。
業界が評価するIP Infusionの成長
IP Infusionの成長は業界からの評価をも高め続けており、GigaOmの2024年レーダーレポートでは、4年連続で「リーダー」および「アウトパフォーマー」に選出されました。その中で、OcNOSは市場実証済みであり、最も包括的かつ成熟したディスアグリゲーション型プラットフォームの一つとされ、競争力を維持しています。
引き続きIP Infusionはエコシステムの拡大を目指し、顧客への更なるサービス提供を追求していく所存です。今後の動向から目が離せません。