建設DXの未来
2025-07-24 10:30:40

建設DX推進へ、アスエネとリバスタが手を組む理由とは

アスエネとリバスタが提携



建設業界の脱炭素化が求められる中、アスエネ株式会社とリバスタが業務提携を結びました。この提携は、建設現場から企業全体に対するCO2排出量の管理を効率的に行うためのものです。

提携の背景



2050年までのカーボンニュートラル実現に向け、建設業界でもCO2排出量の開示と削減が不可欠となっています。国や自治体が脱炭素への取り組みを加速するなか、建設現場では施工や竣工後のCO2排出量が入札や工事成績に影響を与えることが明らかになっています。しかし、建設現場ごとに条件が異なるため、データの収集や分析は難航し、担当者にとっては負担が大きい問題です。さらに、2024年からは時間外労働の上限規制が適用され、業務の効率化が求められています。

そのような状況の中、アスエネとリバスタは脱炭素支援に向けた基本合意を2024年9月に行い、今回の協力体制を締結しました。

具体的な提携内容



この提携では、リバスタが提供する「TansoMiru(タンソミル)」のCO2排出量算出・可視化機能とアスエネが展開する「ASUENE」のクラウドサービスを連携させ、建設現場から企業全体の排出量をワンストップで管理する体制を構築します。具体的には、以下のようなサービスを提供する予定です。

  • - データ連携と分析支援 : 建設現場から収集したデータを企業全体の脱炭素戦略に活用しやすくします。
  • - コンサルティング連携 : 国際イニシアチブの認定取得やESG経営推進など、広範な脱炭素課題に対しコンサルティングを提供します。

データ連携のメリット



この業務提携により、以下のようなメリットが期待されます:
1. 業務効率の向上 : 現場ごとのデータを統合的に管理し、担当者の負担を軽減します。
2. データの正確性向上 : 手入力のミスを防止し、信頼性の高い算定結果を提供します。
3. 環境目標の達成の加速 : CO2排出量の可視化に基づき、迅速に改善策を実施できます。

両社の展望



リバスタの代表取締役である高橋 巧氏は、「アスエネと協力することで脱炭素経営支援を強化し、持続可能な社会の実現に貢献したい」と語っています。一方、アスエネのCEO西和田 浩平も、「建設業界の特性に寄り添い、ワンストップで支援する体制を整え、GXの前進に貢献する」と述べ、建設業界における脱炭素化への意気込みを示しています。

まとめ



アスエネとリバスタの提携は、建設業界の脱炭素化に向けた新たな取り組みの一環として注目されます。両社の強みを活かした革新的なソリューションが、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。


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会社情報

会社名
アスエネ株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-10-5KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
電話番号

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