国際こども・福祉カレッジの学びと地域貢献
新潟市にある国際こども・福祉カレッジで学んでいる福祉心理学科の学生たちが、地域社会とのつながりを深めるために、ヘルプマークの啓発活動を実施しました。この活動は、未来のソーシャルワーカーを目指す学生たちが、実践的な学びの一環として行ったもので、対象は新潟市立鳥屋野中学校と鏡淵小学校の生徒たちです。
ヘルプマークとは?
ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや妊娠初期の方などが、周囲に援助を求めるための重要なサインです。このマークを知ることで、特に見えない障害を持つ方々が支援を得やすくなることが期待されています。
学習を通じた課題認識
学生たちは、授業の一環として「SDGsと国際理解」という科目を履修しています。このカリキュラムでは、国内外の深刻な社会課題を学び、その中で地域貢献に取り組むことへの意欲を育てています。学生たちが選んだテーマは、持続可能なまちづくりを目指す「SDGs11」で、ヘルプマークを啓発することになりました。
啓発活動の実施
活動では、小中学校の生徒たちにヘルプマークの重要性を伝えるために、分かりやすい資料を作成し、楽しみながら学べる内容としました。具体的には、絵や図を使った資料、クイズ形式のプレゼンテーション、そしてオリジナル動画を制作しました。これにより、子どもたちが具体的なケースを想定しながらヘルプマークを身近に感じることができる工夫を凝らしました。
学生の思い
福祉心理学科2年生の渡邊響之介さんは、「自分たちが学んできたことを伝えたくて、クラスメイトと意見を出し合いながら活動を進めました。プレゼンテーションを通じて、小中学生にヘルプマークの理解を深めてもらえることを実感し、非常に有意義な経験となりました。」と活動を振り返りました。
生徒からの感想
啓発活動の後、生徒たちからは多くの感想が寄せられました。新潟市立鳥屋野中学校では、「ヘルプマークの詳細を知ることができ、周囲の人に声をかけることを決意した」という声が聞かれました。また、新潟市立鏡淵小学校では、「絵日記に書くほど印象に残った」という感想もあり、学生たちの取り組みがいかに心に響いたかが伺えます。
まとめ
今回の活動は、ソーシャルワーカーを目指す学生にとって、地域貢献の重要性を深く理解するきっかけとなり、大変貴重な経験となりました。国際こども・福祉カレッジの学生たちは、これからも地域の理解を深め、生活に課題を抱えた人々を支援するための力を育み続けることでしょう。将来的には、地域社会が一層安心して住める場所となるよう、さらなる活動が期待されます。
終わりに
国際こども・福祉カレッジの具体的な活動、地域への貢献、そして学生自身の成長と学びが合わさったこのプロジェクトは、多くの人にとってと思わぬ効果をもたらすことでしょう。ぜひ、今後の動向にも注目していただきたいです。