Vicor、エレクトロニクス・エクセレンス・アワード受賞
2026年3月12日、米国マサチューセッツ州アンドーバーに本拠を置くVicor Corporationが、エレクトロニクス分野での革新を称える「2026年エレクトロニクス・エクセレンス・アワード」の電源部門で、DC-DC双方向電源モジュール「BCM6135」を受賞したと発表しました。これは、エレクトロニクス業界内で最も優れた成果に与えられる栄誉です。
BCM6135の特徴
VicorのBCM6135は、800Vから48Vへの変換を実現する高性能なDC-DCコンバータであり、特に電気自動車の電力供給ネットワーク( PDN)の設計においてその真価を発揮します。この小型かつ軽量のモジュールは、電源システム全体の体積を約50%削減できる能力を有しており、その効率性とコンパクトさがOEM及びTier-1メーカーに高く評価されています。
以前から自動車業界にはアクティブサスペンションなどの高度な電源設計に関する課題が存在しましたが、BCM6135の登場により、これらの問題に対しても明確な解決策が提示可能となりました。たとえば、フロントガラスの除霜機能(デフロスト)を60秒で達成する技術もこの技術の成果の一つです。
受賞の意義
この度の受賞について、Vicorのオートモーティブビジネス バイスプレジデントであるPatrick Wadden氏は、「BCM6135は極めて高速な過渡応答性能を持つため、自動車向けの厳しい電力要件を満たす唯一の製品と自負しています」と語りました。新しい技術が求められる中で、BCM6135はこれまでのDC-DCコンバータの常識を覆す存在として浮上してきました。
BCM6135は、48Vアーキテクチャと高電力密度の組み合わせによって、現在市場で最もコンパクトなアクティブサスペンション電源システムを実現しています。これにより、自動車業界に革新をもたらす事が期待されています。
Vicor社の展望
Vicorは高性能電源モジュールのリーダーとして、今後も電力密度と効率の向上に努めるとともに、ハイパフォーマンスコンピューティングや自動車、航空宇宙など多様な分野において革新的な技術を提供し続けていく姿勢を示しています。
この受賞を受けて、Vicorはさらなる技術進化を目指し、最新の技術革新に取り組むことを約束しています。