スマートグラスで観光支援
2025-10-16 14:34:39

字幕表示スマートグラスで観光業の人材不足を解消へ

新たな観光業支援技術が登場



monoAI technology株式会社(以下、当社)は、観光業やイベントにおいて重要な課題である聴覚障がい者への配慮や訪日観光客の対応を改善するために、「字幕表示スマートグラス」を導入する新サービスを発表しました。この取り組みは、東京都の「令和7年度スマートサービス展開支援事業」の一環として実施されます。

背景



近年、多様性を尊重した社会の形成が求められています。特に、2024年4月1日に施行される改正障害者差別解消法により、事業者は障害者への合理的配慮を提供する義務が生じることとなりました。これにより、観光施設やイベント会場においても、すべての人が平等にサービスを享受できる環境を整備することが急務とされています。一方、観光業界ではインバウンド需要の回復と共に多言語対応ができる人材不足も深刻であり、テクノロジーを利用した新たなソリューションが必要です。

スマートグラスの機能



本実証実験では、最新のスマートグラス「XREAL air2 ultra」と指向性マイク「Mobile Voice WT01」、さらには専用アプリ(Android)を組み合わせて、参加者がリアルタイムで会話内容を字幕として視界に表示できるようにします。

主な機能:


1. 日本語字幕表示:聴覚障がい者向けに会話を日本語で字幕化
2. 自動翻訳機能:外部観光客向けに会話を自動翻訳(英語、中国語、韓国語に対応)
3. 感情表現フォント:独自のフォント技術により、字幕の可読性向上と感情の伝達向上を実現

今後の取り組み



今年度中のサービス本格展開を目指し、機能強化と実証実験を進めていく予定です。特に、アプリのユーザー体験を改善し、スタッフが直感的に操作できるようになります。また、ギャラリートークなどでの利用が想定されるブロードキャスト機能(1人の音声を10人以上に同時配信)も開発される予定です。これらの機能拡張を通じて、都内の美術館や博物館、観光施設において導入を試行し、実証データを集めることで円滑な運用を実現するためのガイドラインやマニュアルの整備も行います。

会社概要



monoAI technology株式会社は、2013年に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。当社は、XR事業を通じて先端技術の実用化を進めており、証券コード5240で東証グロース市場に上場しています。

今後も、観光業のさまざまなニーズに応え、テクノロジーを活用した包括的なソリューションの提供に努めてまいります。本サービスが観光業におけるハードルを下げ、より多くのお客様に充実した体験を提供できることを目指します。


画像1

会社情報

会社名
monoAI technology株式会社
住所
兵庫県神戸市中央区三宮町一丁目8番1号さんプラザ3階34号室
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。