三方五湖ネイチャークルーズの魅力と新しい旅行体験

三方五湖の自然美を体感する旅

福井県美浜町では、自然に囲まれた美しい風景を活かし、観光資源開発が進められています。その中でも特筆すべきは、三方五湖を巡る「ネイチャークルーズ」。このクルーズは、再生可能エネルギーを駆使した電池推進の遊覧船によって運行されており、環境への配慮も忘れません。

美浜町の自然環境

美浜町は、人口約9,000人という小さな町ですが、海と山、川と湖が一体となった豊かな自然が魅力です。この地域にある三方五湖は日本海と繋がっており、「日向湖」、「久々子湖」、「水月湖」、「菅湖」、そして「三方湖」の5つの湖から成り、その生態系は世界的にも重要です。特に、平成31年には日本農業遺産として認定されるほどの価値があります。

環境に優しい遊覧船

このネイチャークルーズで運航される遊覧船は、全長18メートルの「クート」と、客席31席の「グリーブ」の2隻。両方の船には、大容量のリチウムイオン電池を搭載しており、太陽光などの再生可能エネルギーで航行します。これにより、船の運航中にCO2や排気ガスを出すことがなく、静かな環境で自然観察が可能です。乗船中はエンジン音がほとんど無く、湖面を泳ぐ鳥たちと一体感を楽しめるのが大きな魅力です。

クルーズの魅力

「三方五湖ネイチャークルーズ」は、久々子湖を出発し、浦見川を経由して水月湖と菅湖を巡る約50分の旅です。このコースを通じて、国指定の名勝であるラムサール条約湿地の美しい景色を360度楽しむことができます。特に四季折々の風景は訪れるたびに新たな感動を与えてくれます。

さらに、運航時間は1日5回（9:30、10:45、13:00、14:15、15:30）あり、料金は大人1,980円、小学生990円、未就学児は無料と、非常にリーズナブルです。