東急リゾーツ&ステイが「管理ロイド」を導入
東急リゾーツ&ステイが運営する「東急ステイ」全31店舗に、AI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」を導入しました。この取り組みは、業務の効率化を図るもので、なんと月間10%の業務工数削減を実現しています。
導入の背景と課題
これまで、東急ステイでは不具合が発生した際に、本社と店舗、さらには協力会社との間で電話やメールを用いて情報をやり取りしていました。これにより、情報の把握が難しくなり、誰が何を対応しているのかが不透明な状況でした。こうした課題を解決するために、管理ロイドが導入されたのです。
効率化の実現
管理ロイドが導入されてからは、店舗で不具合が発生した際にその情報がリアルタイムで記録され、本社と店舗との連携がスムーズに行えるようになりました。これにより、迅速な問題解決が可能に。
さらに、修繕が必要な場合も管理ロイドからスムーズに見積もりを依頼することができ、修繕ステータスの把握が3者間で常に可能です。これにより、修繕関連の業務が効率化され、全体業務の7割を占めていたこの分野での工数削減が実現しています。
働き方の変革
こうした業務の効率化により、削減された工数は新たな商品企画やリニューアルに回されることで、戦略的な投資に活用されています。この効果は、業務の生産性を向上させ、より良いサービス向上に繋がると期待されています。
今後の展望
今後、清掃業務とは別に店舗独自の客室点検をアプリで実施します。従来の属人的な管理から脱却し、インスペクションの内容を統一化することで、客室の品質向上を目指します。
また「東急ハーヴェストクラブ」でも「管理ロイド」を導入し、業務効率づくりに寄与しています。2024年には新しい施設でも同様のシステムを活用し、さらなる効率化を図る予定です。
パートナーシップの重要性
東急リゾーツ&ステイの関係者からは、THIRDとの協力が重要であるとの声も挙がっています。業務の効率化やデータの一元管理が進むことによって、客室の品質向上だけでなく、スタッフのスキル向上にも繋がっているのです。これにより、販売ロスを減少させ、業務全般の質を高めることが期待されます。
結論
AI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」の導入によって、東急リゾーツ&ステイは業務効率を大幅に高めることに成功しました。今後の展開にも注目が集まっており、宿泊業界における新たなスタンダードとなる可能性があります。