ぐうたらネコの不器用な挑戦
新しい絵本、『ずるねこクロはサンタクロース』が10月22日に発売されます。本作の主人公は、なんとサンタクロースになることに決めたネコ、クロです。しかし、彼の選んだ職業はなまけものの彼にとって、楽しいものとは言えません。クリスマス前の忙しい準備を嫌がるあまり、彼はずるを重ねてサボり続けます。そんなクロですが、クリスマス当日にはとんでもない事態が待ち受けていました。
物語の流れ
物語は、ネコのクロがいかにして「サンタクロース」としての役割を果たすのかを描いています。彼は最初こそ失敗ばかり。しかし、友達や周りの人々の支えを受けながら、少しずつ成長していく姿が描かれます。この物語では、失敗が必ずしも悪いことではない、むしろ成長の一部であるというメッセージが込められています。
著者について
著者のすぎさくさんは、新潟県新潟市(旧亀田町)出身の著名な漫画家です。1999年に講談社で青木雄二賞を受賞し、翌年には人気作『クロ號』で漫画家デビューを果たしました。さらに、『猫なんかよんでもこない。』は400,000部の大ヒットを記録し、実写映画とテレビアニメにもなっています。他にも数多くの作品を手がけており、その豊かな画力とストーリーセンスが評価されています。
絵本の魅力
『ずるねこクロはサンタクロース』は、ハードカバーの美しいイラストと共に、40ページにわたるフルカラーの魅力的な作品です。読者は、クロのずるさや愛らしさに共感しながら、クリスマスのメッセージを楽しむことができます。特に、子どもたちに向けて「サボることの楽しさ」や「友達の大切さ」を教えてくれる点が魅力的です。
絵本原画展の開催
さらに、先行して絵本の原画展が幕張 蔦屋書店で開催されます。会期は10月20日から11月12日、12月14日から12月25日まで。初日の10月20日には、著者のすぎさくさんが会場に登場し、サイン本を作成するイベントも予定されています。サインを希望される方は、ぜひ足を運んでみると良いでしょう。
結論
この魅力的な絵本は、クリスマスの準備を通して、怠け者のネコ、クロが何を学び、どう成長していくのかを知ることができる素晴らしい作品です。子どもだけでなく、大人にも共感を呼ぶ内容になっています。ぜひ、発売日を楽しみにしておいてください!