ネクソンとEmbarkが中国市場で新たな可能性を開く契約を締結

株式会社ネクソン（本社：東京都港区、代表取締役社長：李政憲）とその完全子会社であるEmbark Studiosは、最近、中国での新作ゲーム『THE FINALS』と『ARC Raiders』に関するパブリッシング契約をテンセントと締結したことを発表しました。この契約締結により、両ゲームは中国のプレイヤーに向けて特別にローカライズされた内容で提供されることが決定しました。

Embark Studiosの魅力

Embark Studiosは、革新的なゲーム開発を志向する会社であり、ネクソンの持つ強力なパブリッシング能力を活用しています。現在開発中の『ARC Raiders』は、未来の地球を舞台にしたPvPvE型のエクストラクションシューターで、宇宙からの侵略者「ARC」との壮絶な戦闘が展開される予定です。また、基本プレイ無料のFPS『THE FINALS』は、リアルな破壊表現を特徴とし、チームプレイの重要性がゲームのきらりと光る部分となっています。

中国市場への期待

ネクソンの代表であるイ・ジョンホン氏は、テンセントとの提携について「中国プレイヤーの特性をしっかりと捉えたゲームを提供できることは、我々にとって大きな意義があります。過去に成功した『アラド戦記モバイル』の経験を活かし、今回の協業でも大きなシナジー効果を期待しています」とコメントしています。さらに、EmbarkのCEOであるパトリック・ソダーランド氏も、テンセントとの協業がプレイヤーに広くリーチするための大きな一歩であるとし、テンセントの深いゲーム理解に感銘を受けたと語りました。

このような新たな取り組みは、両社にとって重要なマイルストーンとなるでしょう。特に、中国という巨大市場に向けた進出は、今後の戦略において不可欠な要素となります。