株式会社フォーカスの独自の読書制度
山梨県甲斐市に本社を構える株式会社フォーカスは、そのユニークな読書制度を通じて多くの社員が知識を深め、組織全体の発展に貢献することを目指しています。この制度は、数多くの書籍から得た知識を800字以上のレポートとしてまとめることで評価され、社員に手当や昇給が提供される仕組みです。
読書制度の詳細
この制度は単なる読書を超え、レポート作成を通じたアウトプットが求められます。各自が提出したレポートは社内システムで共有され、他の社員も自由に閲覧できるようになっています。これにより、個々の学びが社内の知見として昇華し、組織全体の知識の蓄積につながります。具体的な評価内容は以下の通りです。
- - アウトプット手当:毎月3,000円(レポート1冊ごと)
- - 昇給制度:年間24冊以上のレポート提出で翌年度月給1万円アップ
この制度は、社員一人ひとりが自律的に成長し、日々の業務に生かすための支えとなっています。
読書制度の目的
株式会社フォーカスは、約50名の少人数制で約40億円の規模の事業を運営しています。少人数ではありますが、その一人ひとりの意見や判断が会社全体に大きな影響を及ぼすため、各社員が持つ知識や価値観の質が絶対に求められます。この読書制度は、外部の知見や他者の経験に触れることで個々の視点を広げることを目的としました。
社員は読書を通じて、自分の業務や仕事の枠組みを再評価することができ、より幅広い視野を持つことが可能になります。
また、社内でレポート共有が行われることで、多様な価値観や考え方を重ね合わせ、組織全体での学びが促進されます。「集う価値に彩りを」という企業のテーマを体現する取り組みでもあります。読書とレポート作成を通して養われる情報を読み解く力やコミュニケーション力は、同社の事業、特にカスタマーサービスにおいて非常に重要な役割を果たします。
受賞者の声
年間で最も多くのレポートを提出し表彰された社員は、この制度を「静かな鍛錬場」と称賛しました。彼によると、「読書は思考を長距離走に戻してくれる」とのことで、レポート作成が自分の考えを整理し、論理的に構築するための訓練であると感じたそうです。
組織全体の知識が深化することで意思決定がスムーズになり、忙しい業務の中でも学びを習慣化する仕組みがあると、彼は強調しています。
常松憲太代表のメッセージ
代表取締役の常松憲太は「正しい少数派になれ」というメッセージを社員に伝えています。個々が流されず、自己の価値観を保つには、豊富な知識と視点が欠かせません。読書を通じて常に自らの軸を更新することが、激動の時代に道を切り開く力を育むと考えています。
会社概要
株式会社フォーカスは2009年に設立され、オリジナルプリントグッズの制作に特化した企業です。高校生向けのTシャツEC販売で安定した収益を上げ、コロナ禍でも自社工場への投資や社員待遇の改善で乗り越えました。また、2025年にはオーストラリアでの海外展開を予定し、今後の成長を期待されています。
社員は一丸となって新しいチャレンジに取り組んでいる株式会社フォーカス。読書制度を通じて個々の成長を重視し、知識の共有を進める姿勢が、より良い組織の構築に寄与しています。