新しいチームビルディング研修の開始
一般社団法人日本障がい者サッカー連盟(JIFF)と株式会社マネジメントソリューションズ(MSOL)は、共同で新たな企業向けチームビルディング研修「無言語コミュニケーション研修」を開始した。この研修は、デフサッカーやデフフットサルの競技者が講師として参加し、語彙を用いないコミュニケーションを体験するプログラムである。
この研修は、参加者が様々なグループワークを通じて、行動を通じた非言語的なコミュニケーションの重要性を学ぶ機会を提供する。講師は聴覚障がいを持つ選手たちが務め、彼らの経験を背景にした独自の指導が行われる。これにより、参加者は情報を伝える努力と、他者の意図を読み取る力を養うことができる。
研修の目的と内容
この「無言語コミュニケーション研修」は、特に次の3つの目的を持っている。
1.
チームの繋がりを強化する: コミュニケーションの質が向上し、チームメンバー同士の結束が深まる。
2.
伝える力を養成する: 非言語でのメッセージ伝達スキルが磨かれることで、より効果的な情報共有が可能になる。
3.
共生社会を理解する: 聴覚障がい者の視点から、共生社会の重要性を再認識する機会を提供する。
研修は、特に新入社員研修や新しい組織のチームビルディング、プロジェクトのキックオフなどに最適な内容となっている。推奨参加人数は15名から30名で、実施時間は約120分。費用は1回の研修が40万円からとなっている。収益は全てJIFFを通じて障がい者サッカーの活動資金に充てられるため、企業としても社会貢献につながる。
参加の流れ
この研修に興味を持たれた企業は、マネジメントソリューションズのキャリアマネジメント部門までお問い合わせが可能である。連絡先は以下の通り。
日本障がい者サッカー連盟について
JIFFは、「障がいの有無に関わらず、誰もがスポーツの価値を享受できる共生社会を目指す」という理念を掲げている。2016年に設立されたこの連盟は、様々な障がい者サッカー団体と連携し、地域での活動推進やコミュニケーションの促進を行っている。サッカーを通じて、多様性を受け入れる社会の実現を目指している。
この新しい「無言語コミュニケーション研修」に参加することで、社内の人間関係を深めると共に、障がい者との理解を深める貴重な機会を得られることだろう。ぜひ、効果的なチーム作りの一環として、この研修を検討してみてはいかがだろうか。