AntomとAdobeが連携しPayPayユーザー向け特別キャンペーンを展開

AntomとAdobeが手を組んだ特別キャンペーン

Antom（アントム）とAdobe（アドビ）が日本のクリエイターを応援するために、特別なキャンペーンを発表しました。このキャンペーンは、日本国内におけるPayPayユーザーを対象とし、クリエイティブツールをより身近に使用できるようにすることを目的としています。

キャンペーンの概要

このキャンペーンは2025年5月12日から6月6日まで実施され、特定のアドビ製品に関する年間プランが40%オフで提供されます。対象となる製品には、人気の「Creative Cloudコンプリートプラン」や「Adobe Acrobat Pro」、「Photoshop」、「Illustrator」、「Premiere Pro」、「After Effects」が含まれています。ただし、個人ユーザーのみが対象となっているため、法人向けのプランは含まれていません。

ユーザーは、アドビの公式サイトを通じて対象製品を確認し、決済時にPayPayを選択することで、割引を受けることができます。この施策は、クリエイティブコミュニティへの支援を強化し、デジタルツールの利用促進を目指しています。

企業の思惑

アドビ株式会社の代表取締役社長、中井陽子氏は「Antomとの提携により、PayPayを決済オプションとして導入できたことを非常に嬉しく思います。これにより、より迅速で安全な支払いが可能になり、ユーザーのクリエイティブな活動をサポートできると考えています」と語りました。

一方、Antomの日本事業担当ディレクター、王磊（Lei Wang）氏は「本キャンペーンは、私たちが地域のユーザーとグローバルブランドを結ぶための一環です。各市場に合わせたマーケティング施策を展開し、ユーザーの期待に応える体験を提供していきます」と述べています。

アジア市場での取り組み

Antomは日本のPayPayだけでなく、アジアの主要市場でもアドビの決済手段を拡充しており、香港のAlipayHK、インドネシアのDANA、フィリピンのGCashなど、多様な地域で統合を実施しています。このような取り組みによって、アドビは決済プロセスの効率化やコストの削減を推進し、シームレスなユーザー体験を実現しています。

さらに、両社はAntomが提供する「A+ Rewards」というアプリ内マーケティングプラットフォームを活用し、オムニチャネルでの協力の可能性を模索しています。このプラットフォームを使用することで、アドビはプライバシーを重視したターゲティング施策を行い、新たな顧客の獲得とエンゲージメントの向上を目指しています。