大学教育に革命を起こす学びの姿勢
2025年4月、株式会社履修データセンターと株式会社人材研究所が共同で実施した全国の大学生1,000名を対象にした調査が、今の大学教育のリアルを浮かび上がらせています。この調査により、学生の「学びの姿勢」がどのように変わってきたのか、またその背景にある大学の変革について考察します。
大学の授業選びが変わった理由
調査の中で特に注目すべきは、学生が授業を選ぶ際の基準です。「楽単」として知られる簡単な授業を選ぶ理由として、「楽だから選ぶ」という回答は約58.8%の学生によって少数派とされています。一方で、将来に役立つかどうかを基準に授業を選ぶ学生は増加中。これには、大学の環境や席管理の厳格化が影響していると考えられます。学生は自らの未来を見据えて、より意味のある学びを求めていることが明白です。
出席だけでは単位が取れない時代
次に、単位取得の観点から見ても、従来の「出席すれば単位が取れる」という授業は減少しています。調査によると、「出席しても単位が取れない授業は多い」と感じている学生は80%以上。予習や復習、テスト対策が必須となる授業が増えており、学生の「どのように取り組むか」が問われるようになっています。
学びの質が向上している
授業の質の変化も無視できません。「教授の情熱や熱意を感じる授業」は30%以上の学生が実感しており、従来の知識詰め込み型から、考える・伝えるを重視した授業が増加しています。このような授業を通じて、学生のポータブルスキルが明らかになってきました。つまり、学びを通じて社会で役立つ力が育まれているのです。
学業が示す行動特性
学生が自らの行動特性を意識し始めていることは、調査結果からも明確です。「自大学はポータブルスキルを高める努力をしている」と感じている学生が60%にも達しています。学業が自己成長の手段となり、社会へつながる力を意識する姿勢が見えてきました。
新しい採用のスタンダードを目指して
企業の採用活動において、「学ポタ」は新たな評価基準としての役割を果たす可能性があります。もはや「何を学んだか」ではなく、「どう学んだか」が問われる時代が到来しています。学生が日常の中で培った力を評価し、それを企業へ伝えることが重要になっています。
声を上げる新しい試み
現在、企業向けのオンラインセミナーを開催中で、「学ポタとは何か?」をテーマにした内容が提供されています。更に、セミナーに参加できない方のために資料請求も可能です。
御社の採用活動に新風を吹き込むために、ぜひともご参加をご検討ください。
【会社概要】
- - 社名:株式会社履修データセンター
- - 所在地:東京都港区白金台2-10-2 白金台ビル4F
- - 代表者:代表取締役 辻 太一朗
- - 設立:2013年
- - 事業内容:履修DB-αの開発・提供、マスデータ提供・研究支援
- - URL:https://dscenter.co.jp/