中学生が「ひな社長」になって会社づくりを学ぶ!アントレプレナーシップ教育教材が全国に無償提供開始
現代社会は、変化の激しいVUCAと言われる時代。変化に対応し、新しい価値を生み出す人材の育成が求められています。そのために注目されているのが、「アントレプレナーシップ教育」です。
この度、NPO法人企業教育研究会は、中学生が会社づくりの基礎を学べる教材『ひな社長の挑戦 ー起業シミュレーション教材ー』を開発し、全国の中学校に無償で提供開始しました。
本教材は、2125年の近未来架空都市「虹が崎市」を舞台に、女子中学生「朝海ひな」が過疎の進む地域の課題を解決するために起業を志し、架空の会社を起業するストーリーとなっています。生徒は、ひな社長と一緒に、ビジネスプランの作成や資金調達、マーケティングなど、起業に必要な知識やスキルを学ぶことができます。
教材開発には、千葉大学、アクセンチュア、Seedlings of Chibaが協力。千葉大学教育学部教授の藤川大祐氏による指導のもと、ACEの学生インターンが教材開発に携わりました。アクセンチュアは、社会貢献活動の一環として、次世代型人材の育成に取り組んでおり、2015年よりACEと教材開発で連携しています。
教材の監修、プログラム運営支援、コンサルティングの知見を活かした日本のアントレプレナーシップ教育の現状分析など、多岐にわたる支援を行っています。
また、千葉市においてアントレプレナーシップ教育に取り組んでいるSeedlings of Chibaは、市内での活動を支援しています。
教材の特徴
- - 中学生向けに、わかりやすく、実践的な内容で構成されています。
- - ストーリー形式なので、楽しみながら学ぶことができます。
- - 教員用ガイドも用意されているので、授業でスムーズに活用できます。
教材のダウンロード
教材は、NPO法人企業教育研究会のウェブサイトから無料でダウンロードできます。
URL:
https://ace-npo.org/wp/archives/project/hina
教材開発団体の想い
NPO法人企業教育研究会は、企業のノウハウを活かした授業づくりを専門とするNPOです。
企業と連携し、質の高い授業・教材を提供することで、生徒の学びを深め、社会に貢献することを目指しています。
アントレプレナーシップ教育の重要性
アントレプレナーシップ教育は、生徒の創造性、問題解決能力、リーダーシップ、コミュニケーション能力などを育むのに役立ちます。
将来、どんな仕事に就きたいのか、どんな社会を築きたいのか、生徒自身の可能性を広げ、未来を創造していくための重要な教育です。
本教材を通じて、多くの生徒が起業家精神を育み、未来の社会を担う人材へと成長してくれることを期待しています。