クックダッセ46年の歴史に新たな仲間、クックニャッセ誕生！

菓子メーカーの三立製菓株式会社が、46年間のロングセラー商品「クックダッセ」に新キャラクター「クックニャッセ」を加え、商品PRの新しい取り組みを発表しました。クックダッセは、薄焼きラングドシャとして多くのファンに支持され、発売から今年で46年を迎える歴史ある商品です。

新キャラクター「クックニャッセ」誕生の背景

クックダッセはその特徴的な商品形態と風味から、長年にわたって愛され続けていますが、最近では若年層の認知度が低下していることが懸念されていました。そこで、三立製菓はブランドの存続を危惧し、より若い世代にクックダッセの魅力を伝えるための新たなアプローチを模索し始めました。彼らは同じ浜松市に位置する静岡文化芸術大学の学生と協力し、より親しみやすいデザインとキャラクター開発に取り組むことにしました。

クックニャッセの特徴

新たに誕生した「クックニャッセ」は、猫の姿をしたキャラクターで、クックダッセのお菓子のような形や表情を持つことが特徴です。そのデザインは、クックダッセの「猫の舌」という由来からインスパイアされています。彼は波模様のある顔がチャームポイントで、ちょこんと座って優しい眼差しで微笑んでいます。普段はマイペースで、少しズボラな性格ですが、しっかりとクックダッセのPRを任されています。

大学生のクリエイティブなアイデア

静岡文化芸術大学の学生である髙橋優衣さんは、クックニャッセをデザインした学生の一人で、彼女の視点から新たなキャラクターの表情を考えました。「クックダッセらしさを表現するために、クッキーのような波線を随所に取り入れ、可愛らしさと上品さを兼ね備えたキャラクターに仕上げました。特に、20代から30代の女性に好まれるようなデザインを意識しました」と語っています。

SNSでのPR活動の展開

三立製菓は、クックニャッセをSNSでのPRキャラクターとしての役割を期待しています。両社の協力によって展開される新たな視点は、従来のブランドイメージに新しい風をもたらし、特にSNS世代の若者に向けた効果的な発信を目指しています。さらに、パッケージデザインへの登場も考えられており、これから商品とともに多くの人々に愛される存在となるでしょう。

クックダッセの歴史

クックダッセは1979年の発売から続くロングセラー商品で、定番のチョコレート、ホワイトチョコレート、抹茶チョコレートの3種類が販売されています。毎年様々な季節限定商品も用意され、2025年3月には「クックダッセリッチミルク」が新たに登場予定です。なめらかな口どけと香ばしさを兼ね備えたラングドシャの魅力を、より多くの人々に知ってもらうことが目標です。

これからの目標

三立製菓は、クックニャッセを通じてクックダッセのブランドの魅力を再発見し、世代を超えて多くの人々に広めることを目指しています。髙橋さんは「このキャラクターきっかけで、クックダッセのファンが増えることを願っています」と期待を寄せています。新たな風を取り入れたクックダッセは、これからも皆さまに愛され続けることでしょう。