女性の健康支援を強化する新たな提携
株式会社総医研ホールディングス(以下「総医研HD」)は、女性特有の健康課題に特化したアプリ「Wellflow」を提供するFlora株式会社(以下「Flora」)との業務提携を発表しました。この提携により、両社が協力して女性の健康問題に対する新しい支援サービスを展開します。
提携の背景と目的
総医研HDは、大阪府豊中市に本社を置くバイオベンチャー企業で、健康食品の開発や試験受託サービスを提供しています。一方、Floraは京都市左京区に本社を構え、女性向け健康アプリを展開しており、月経やPMS、更年期といった女性特有の健康課題に注力しています。今回の業務提携は、両社がそれぞれの強みを生かし、女性のライフステージにおける健康課題を解決するための取り組みの一環です。
具体的なサービス内容
この提携により、総医研HDは健康保険組合向けの窓口として、Floraのアプリ「Wellflow」と資本業務提携している株式会社Medifellowのオンライン健康相談サービスを統合します。これにより、PMSや更年期、妊活などの健康課題に対して、相談、診療、セルフケア支援を一体的に提供できる新しい支援サービスが誕生します。
Wellflowアプリの機能
Floraの「Wellflow」は、以下のような多様な機能を備えています:
- - 体調記録・AIチャット相談: ユーザーはホルモン周期や体調を記録し、自分自身の健康状態を把握できます。さらに、24時間365日対応のAIや専門医師への相談も可能です。
- - セルフチェック・啓発コンテンツ: 不調を可視化し、予防意識を高める情報提供が行われています。
- - 福利厚生機能: 検査やサプリメントに使えるクーポンの配布を通じて、福利厚生の強化を図ります。
- - 男性モード: パートナーの理解や男性の健康課題も考慮したコンテンツが含まれています。
- - 教育・研修サポート: 社内での健康管理に関する教育や研修も支援します。
このように、Wellflowは既に90社以上で導入されており、企業の健康経営や女性活躍推進に寄与しています。
ラクトフェリンの活用
また、総医研HDが注目しているのが「ラクトフェリン」です。これは母乳や唾液に含まれる多機能性タンパク質で、免疫調整や抗菌作用を持ちます。総医研HD傘下のNRLファーマは、このラクトフェリンを活用し、女性の健康問題に立ち向かうための特許技術も有しています。特に、月経痛緩和や更年期障害に対する効果が期待されており、今回の提携によってその認知度が高まる見込みです。
まとめ
総医研ホールディングスとFloraの新しい提携は、女性の健康課題に真摯に向き合う企業同士の協力によって、今後の展開が期待されます。両社の取り組みが、より多くの女性の健康維持に貢献することを願っています。今後の展開にぜひご注目ください。
企業情報
- - 総医研ホールディングス: 本社大阪府豊中市、URL: ソイケン
- - Flora株式会社: 本社京都市左京区、URL: フローラ