枕崎市の魅力発信
2025-12-22 15:31:13

枕崎市が誇る無形文化遺産を都市部で発信するイベントが開催

枕崎市が誇る無形文化遺産を都市部で発信するイベントが開催



2025年10月30日から11月2日まで、東京のワールド北青山ビルにて、「枕崎市プレミアムマーケット」が行われ、特に目を引いたのが11月1日に実施されたトークイベント「かつお節と焼酎の未来」です。このイベントには、枕崎市から選ばれた各分野の代表者が集まり、枕崎市の地元特産品である鰹節と焼酎の未来について議論が交わされました。

このイベントは、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された和食、そして2024年に登録予定の伝統的酒造りを背景に企画されました。枕崎市は鹿児島県にある水産都市で、鰹節の主要生産地として知られています。その魅力を首都圏で発信し、地域の文化を広めることを狙いとしているのです。

トークイベントの概要と参加者


トークイベントでは、Dashi Corporation株式会社の代表取締役である水野勉氏が主な講演者の一人として登壇しました。また、枕崎市長の前田祝成氏や、枕崎水産加工業協同組合長の的場信也氏、薩摩酒造株式会社の吉元義久社長など地域のリーダー達も参加し、それぞれの視点から鰹節と焼酎の未来について語り合いました。

行政・産業・民間の視点からの意義


前田市長は開会の挨拶の中で、「鰹節と焼酎という無形文化遺産を持つ自治体である枕崎市が、首都圏でその魅力を発信することの重要性」を強調しました。観光資源や地域の歴史、独自の地理的特性など、枕崎市の魅力を多角的に紹介し、聴衆の興味を引きました。

的場組合長は、鰹節の生産に関する現状や課題、枕崎水産加工協同組合が担っている役割について解説。そして、料理人との交流を通じた認知拡大の取り組みや、加工残渣を肥料・飼料として活用する試みについても触れました。

吉元社長は、地域と連携した耕作放棄地の再生プロジェクトや、新しい焼酎商品の開発が進められていることを紹介しました。この多角的なアプローチにより、焼酎の未来が多様な方向から切り開かれていることを伝えました。

水野氏の発表と新商品の紹介


水野氏は、鰹節をワインに例えて、生産者の価値を高めるブランド戦略を提案。特に、GI認定の重要性や自身が行ったクラウドファンディングの成功事例を持ち出し、聴衆の関心を集めました。そして新商品の「だしどり」という商品を紹介し、2025年11月4日の発売日とそのパッケージについて詳細に語りました。この新商品は、消費者からも高い期待が寄せられています。

地域文化の未来に向けた革新


イベントの後半では、鰹節を使った寿司の紹介や「枕崎お魚センター」での特典サービスなど、ユニークなアイデアが提案され、観客を楽しませました。その結果、観覧席は満席となり、立ち見の来場者まで現れる盛況ぶりとなりました。

最後に前田市長は、「伝統を守りつつも革新を続けることが、地域文化の持続的な発展につながる」と力強く締めくくり、今後の枕崎市の展望に希望を寄せました。

今後の展望とさらなる情報発信


枕崎市は、今後も首都圏を含む都市部で積極的に情報発信を行い、その地域資源を広める方針です。水野氏は生産者にスポットを当てた高付加価値化戦略を推進し、世界市場を視野に入れた取り組みを続ける意向を示しています。

トークイベントは枕崎市の公式YouTubeチャンネルで配信され、アーカイブ視聴も可能です。実際の様子を見たい方はぜひこちらを訪れてみてください。


枕崎市プレミアムマーケットの詳細


  • - イベント名:枕崎市プレミアムマーケット
  • - 会期:2025年10月30日(木)〜11月2日(日)
  • - 会場:ワールド北青山ビル(東京都港区北青山3丁目5-10)
  • - 主催:鹿児島県枕崎市
  • - 配信:枕崎市公式YouTubeチャンネルにてアーカイブ公開中

枕崎市の魅力と地域文化の持続可能性について、これからも目が離せません。


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会社情報

会社名
Dashi Corporation株式会社
住所
東京都品川区西五反田2-10-8ドルミ五反田ドゥメゾン206号
電話番号
03-5759-8557

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