2024年9月にオーストリア・リンツで開催された「アルス エレクトロニカ・フェスティバル2024」に、JTのコーポレートR&D組織であるD-LABが初めて出展しました。この祭典は、1979年から続く国際的なメディア・アートの祭典で、先端テクノロジーと創造性の交差点として知られています。
D-LABは今回、同祭典の「ART THINKING LOUNGE」に参加し、「未来の心の豊かさの兆し」をテーマにした企画展において、アート志向を真正面から取り入れた体験を提供しました。これはJTグループが掲げる「心の豊かさを、もっと。」という目的を具現化するための重要なステップです。
出展内容には、呼吸を誘導するロボットクッション「fufuly」と深い呼吸を促進するデバイス「ston s」が含まれました。「fufuly」は、抱きしめることで呼吸を誘導し、まるで生きているかのように膨らんだり縮んだりすることで、リラックス効果を提供します。また、「ston s」は、カフェインとGABAを配合したフレーバーで楽しみながら深い呼吸をサポートするデバイスとして注目を集めています。
会場では多くの来場者が「fufuly」を体験し、心地よい呼吸の感覚に没頭していました。来場者からは、強制されずに自然と呼吸が整い、医療施設や介護施設でも活用できるとの意見が寄せられ、販売希望の声も上がっています。
D-LABの研究担当である武田千愛マネージャーは、さまざまな国から集まったアーティストや一般の来場者とやり取りし、「心の豊かさ」がどれほど人々の生活に役立つかを実感したと語ります。出展を通じて、D-LABの活動が多角的に「心の豊かさ」を追求していることを示すフィードバックも得られました。
今後もJT D-LABは、「心の豊かさ」についての探求を続け、さまざまなイノベーティブな製品を通じて人々の心を豊かにする活動を進めていく方針です。以下に、出展概要と製品の詳細をまとめました。
出展概要
- - 名称: Ars Electronica Festival2024「ART THINKING LOUNGE」
- - 会期: 2024年9月4日(水)~8日(日)
- - 開催地: ポストシティ、オーストリア・リンツ
- - 主な展示物: 呼吸誘導型クッション「fufuly」、深い呼吸習慣化サポートデバイス「ston s」
商品概要
1.
呼吸するクッション「fufuly」
- 抱きかかえて使うことで、自然な呼吸を誘導。
- 実験での呼吸リズムと深さの誘導効果が確認されている成果。
2.
深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston」シリーズ
- スパイシーなフレーバーを楽しみながら、深呼吸を促進。
- 充電不要で手軽に使用可能。
D-LABが提案する新しい価値と製品は、日常生活に密接に関わる「呼吸」に着目したもの。今回の出展によって、多くの人々が日常生活の中で心の豊かさを感じるきっかけを持つことでしょう。また、呼吸を通して自分自身と向き合う時間の重要性も再確認する機会となりました。これからの活動に期待が寄せられます。