地域課題の解決を目指す「Donate＆Go」コンソーシアムが始動

新たな観光の形「Donate＆Goコンソーシアム」が始動

2024年9月11日、日本航空（JAL）を中心に京都市、倶知安観光協会、大阪ガス、そして株式会社ギフティが協力し、多地域・民間企業が連携して地域課題の解決を目的とした「Donate & Goコンソーシアム」が設立されました。

この取り組みは、訪日客が観光を楽しむだけでなく、その際に地域の文化や環境に対しても意識を向けられることを目指しています。具体的には、訪問客が寄付を行うことで地域の歴史や自然環境の保全に寄与し、謝礼として地域の企業や観光施設で使える体験型のギフトを受け取ることができる仕組みです。

寄付を通じて地域価値を再発見

「Donate & Go」では、訪日客が単なる観光消費を超え、地域の価値や魅力を深く知ることを重視しています。このコンセプトは、地域と観光客との新たな関係構築を目指しています。観光客が地域にお金を落とすことで、地元のコミュニティが直接的な恩恵を受ける仕組みとなっています。

最初の取り組みは「Preserve Kyoto Gift」

第一弾として、京都市では「Preserve Kyoto Gift」と称し、訪日客を対象に電子ギフト券を利用した寄付プログラムをスタートします。これにより、寄付をすることで地域への貢献ができるだけでなく、その感謝の意を込めて地元の商品や体験を得ることができるのです。地元の加盟店や観光施設で利用可能な体験型のギフトは、訪れる人々にとって地域の魅力をより一層深める手段となるでしょう。