3Dデザインや製造業界で活躍する国産3Dビューア「3DTascalX」が、最新バージョンV10をリリースしました。この新しい版本では、ユーザーのニーズに応える充実した機能が追加されています。
主な新機能
1.
3Dアノテーション情報のインポート
CATIA、NX、Creoの3つのインターフェースオプションが新たに導入され、これによって3Dアノテーション情報のインポートが可能になりました。設計者が意図する寸法や視点(ビュー情報)を正確に取り込むことができ、スムーズなデータの受け渡しが実現します。
2.
Inventorインターフェースオプション
AUTODESK社の「Inventor」データを読み込むためのインターフェースオプションも新たに登場しました。これにより、異なるCADソフトウェア間でのデータの互換性が向上し、作業効率がさらに高まります。
3.
出力機能の強化
「3DTascalX」では、すでにインポートに対応していたSTEPデータの点・線要素を出力(エクスポート)にも対応させました。これにより、より詳細なデータの管理が可能になりました。
4.
サムネイル表示機能
ユーザーからの要望に応え、データ保存時にサムネイル表示を追加。これにより、データを開く前に内容のイメージを確認でき、作業時の手間を大幅に削減します。
5.
簡易な寸法計測
最大外形を1クリックで表示する機能が追加され、見積もりの際の手間を減らすことができます。また、「面取り寸法」も新たに実装され、さらに便利になりました。
その他の機能強化
- - スケッチ機能の追加: パーツの外形を線としてスケッチできるなど、加工工程において便利な機能が増加。
- - 色での面のバラシ機能: ソリッドデータをシートデータに変換する際、面の色を基準に仕分けできます。
- - 図面(2D)での公差テーブル追加: 2D寸法機能にも公差テーブルが追加され、計測の際に自動入力が可能です。
- - パーツ検索機能の強化: アセンブリデータ内でパーツを効率よく検索できるようになりました。
- - 印刷機能の充実: D-ViewPlusでの印刷範囲指定が可能になりました。
製品構成と価格
「3DTascalX V10」の本体価格は320,000円で、年間保守・使用料は60,000円。フローティングライセンスや3DTascalX/Lightも用意されています。さらにインターフェースオプションにより、様々なCADプログラムとの連携が可能です。料金詳細は各ページで確認できます。
最新の「3DTascalX V10」は、特に製造業や設計業界においてデータの可視化や管理の効率化に貢献することが期待されます。興味のある方は、公式サイトで詳細をご確認ください。
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