待ち時間をスマホで売買！新サービス「ファスタ」が登場

新たな待ち時間の価値を提案する「ファスタ」

待ち時間は、私たちの日常生活の中で避けられないストレス要因でもあります。人は待っている時間に対して多くの負担を感じることから、待つよりも待たぬ方が好ましいという考えが広がっています。しかし、同じ長さの待ち時間でも、その価値は人それぞれで異なるのが現実です。

そんな中で登場したのが、新しい待ち時間短縮サービス「ファスタ」です。このアプリは、時間の価値を提供者と需要者の間で交換できることを目指しています。利用者は、待つ余裕がある時にはその時間を販売し、待つことができない時には購入することで、時間の活用を可能にします。

サービスの特徴

1. 優先案内チケットの売買
テーマパークやイベント会場で見かける優先案内チケットを、スマートフォンから簡単に売買することができます。この仕組みによって、行列のある店舗であっても、チケットを購入することで待ち時間を大幅に短縮できるのです。また、店舗側もこれにより今までサービスを届けられなかった顧客にアプローチできる機会が増えます。

2. 個人による販売も可能
ファスタのユニークな点は、店舗だけではなく個人も自分の持っている整理券や行列の場所を販売できるところです。売り手は、位置情報とともに販売内容を登録し、周辺の買い手に通知します。これにより、買い手は必要な情報に基づいて売り手に連絡し、場所を交換することができます。

注目すべきは、公共の場での売買を行う際には、各都道府県の条例を遵守する必要がある点です。これは、トラブルを避けるための大切なポイントです。