海上旅客運送業における最低賃金改正に向けた審議開始

海上旅客運送業の最低賃金改正に向けた審議

国土交通省は、海上旅客運送業における最低賃金改正に関する専門部会を設立し、審議を開始しました。この措置は、業界の賃金実態を踏まえ、さらなる労働環境の改善を図ることを目的としています。

専門部会は、最低賃金法第37条第2項に基づいて設置され、公益と労働、そして使用者を代表する各2名の委員で構成されます。今回の審議は、最低賃金法第35条第7項の規定に従っており、賃金改正に関連する具体的な状況を議論する場となります。

dこれまで、海上旅客運送業界では運賃の変動や経済環境の影響を受け、労働者の賃金状況が厳しいとされています。専門部会は、海上旅客運送業に関連する最低賃金の見直しを行い、業界全体の労働条件を向上させる方針です。

審議は令和6年10月11日（金）に実施され、国土交通省の低層棟共用会議室にて行われます。以下の議題が予定されています：
1. 専門部会長の選任
2. 海上旅客運送業最低賃金を取り巻く状況の検討
3. 最低賃金の改正についての具体的議論

報道関係者による取材は、10月10日（木）正午までに事前登録が必要です。カメラ撮影は会議の冒頭のみ許可され、資料は当日に配布される予定です。

専門部会での議事録や会議資料は、後日国土交通省の公式ウェブサイトにて公開される予定です。今回の審議を契機に、海上旅客運送業界の労働環境が改善され、多くの労働者が安心して働ける場が提供されることを期待します。

今後も引き続き、この問題についての注視が必要です。