土木業界の未来を変える「CiviLink」の開発
株式会社Malme(本社:東京都千代田区)は、土木設計図面のチェックや品質管理のプロセスを革新するサービス「CiviLink」のプロトタイプリリースを発表しました。2025年4月の正式リリースを目指し、試用版の配布を開始します。
1. CiviLinkの概要
「CiviLink」は、土木設計の各プロセスにおける膨大な労力と工数を削減することを目的に開発されました。このシステムは、土木設計図面の品質を向上させるだけでなく、チェックと照査作業を自動化し効率化します。その特徴的な点は、図面作成の過程や重要な履歴情報を誰でも簡単に記録・共有できる環境を提供することです。
このシステムによって、「誰が、いつ、どのような根拠で、何を決定したのか」といった情報が一元管理され、業務の透明性が向上します。また、最新のAI照査機能や、2次元・3次元の相互連携技術により、従来の手作業で発生していた多大な労力を軽減し、土木技術者の業務を強力にサポートします。
2. 開発の背景
土木現場の技術者が直面している課題は多岐にわたります。成果物のチェックには膨大な時間がかかり、特に経験による技術判断が重要な場面もあります。さらに、属人化した環境では多様な媒体で情報がやり取りされるため、情報の管理が煩雑になり、結果として品質管理が非常に困難です。こうした現状を解消すべく、「CiviLink」は誕生しました。
3. CiviLinkの機能
「CiviLink」では、以下の主な機能が実装される予定です:
- - 照査の記録と共有機能:図面チェックや修正過程の関連情報を一元管理できる機能。特定テーマに焦点を当てたコミュニケーションも可能です。
- - 照査の省力化機能:AIとOCR技術を利用し、自動または半自動で照査を実施。結果はサービス上で管理され、オーダーメイドで実装が行えます。
- - 2D⇔3Dの相互連携機能:2次元図面と3次元モデルの整合性を確保するための連携機能が計画されており、この技術により各図面の整合性が保たれます。
4. 試用版の公開
Malmeは現在、「CiviLink」の試用版を一部のユーザーに提供することを決定しました。興味のある企業はぜひ問い合わせてみてください。メールアドレスは
[email protected]です。
会社情報
株式会社Malmeは、建設業界の技術継承や日本の土木技術の向上を目指して設立されました。数多くのプロジェクトを通じてイノベーションの創出に努めています。今後も持続可能な社会の実現に向け、業界全体の発展に貢献していく所存です。
会社概要
- - 本社:東京都千代田区麹町6丁目6−2 番町麹町ビルディング 5F
- - 代表者:高取 佑
- - 事業内容:土木設計・施工管理に特化した技術者集団によるDXサービス提供
- - URL:malme.net
- - 採用情報:採用情報