住宅温熱環境と医療費
2024-12-05 14:21:42

LIXILと近畿大学が住宅温熱環境の医療費抑制効果を発表

住宅温熱環境と医療費削減の研究



株式会社LIXILは、近畿大学生物理工学部の藤田浩司准教授と共同で、「住宅内温熱環境に基づく居住者の医療費・薬剤費の研究」に関する論文を発表しました。この研究は、戸建て住宅と集合住宅における窓の断熱改修が、居住者の医療費や薬剤費にどのような影響を与えるかを検証するもので、新しい分野への意欲的な取り組みといえます。

窓の断熱性能向上の重要性



断熱性能の低い住宅が日本には多く残っており、その結果、特に冬場には多くの人々が健康を害しています。LIXILと近畿大学は、昨年、戸建て住宅における窓の断熱改修が光熱費や医療費に及ぼす影響を研究し、今回の新たな研究に至りました。研究によれば、窓の断熱改修は暖冷房費削減に加えて、医療費や薬剤費の抑制にも寄与する可能性があります。

具体的な研究結果



この研究では、戸建て住宅と集合住宅の断熱改修に関する経済的効果を探り、暖冷房費が削減されることで医療費や薬剤費がどのように減少するかを示しています。研究の結果、戸建て住宅では、窓の断熱改修から得られる経済的利益は、合計で約103万円/世帯・30年となり、集合住宅の場合でも約52万円/世帯・30年という結果が得られました。

  • - 戸建て住宅: 暖冷房費削減効果:約73万円、医療費削減効果:約25万円、薬剤費削減効果:約5万円
  • - 集合住宅: 暖冷房費削減効果:約33万円、医療費削減効果:約15万円、薬剤費削減効果:約4万円

健康と経済の両立



さらに、この研究は、医療費や薬剤費が削減されることで、住宅の断熱改修が持つ省エネルギーや健康的な暮らしを推進する重要性を明らかにしました。近畿大学の藤田准教授は、「住宅の断熱性能が向上すれば、多くの命が救われる可能性がある」とコメントしています。

LIXILの取り組み



LIXILは、窓・ドアブランドTOSTEMを通じて継続的に住宅の高性能化推進に努めており、快適な住環境の実現を目指しています。具体的な商品としては、内窓「インプラス」や取替窓「リプラス」があり、これらは高い断熱性能を持ちながら、施工も迅速に行うことができます。

まとめ



今回の研究は、住宅の温熱環境を改善することで、健康的な生活が実現できる可能性が示されています。LIXILと近畿大学の共同研究は、今後の住宅改修において重要な指針となるでしょう。高性能な住環境を手に入れることができるだけでなく、医療費や薬剤費の削減にもつながるこの取り組みは、多くの家庭にとって有益であると期待されています。さらに、LIXILは今日も私たちの生活を豊かにするための製品を提供しており、未来の住まい方を模索し続けています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

会社情報

会社名
株式会社LIXIL
住所
東京都品川区西品川一丁目1-1大崎ガーデンタワー24F
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: LIXIL 近畿大学 窓断熱改修

Wiki3: LIXIL 近畿大学 窓断熱改修

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。