俳優・上白石萌音が推薦する新感覚エッセイ
人気エッセイストの古賀及子さんが、ついに待望の最新刊『好きな食べ物がみつからない』を12月4日に出版します。この本の中では、私たちが日常的に使う「好きな食べ物」という言葉の意味を深く掘り下げ、そもそも「好きとは何か?」という問いに真剣に向き合っていきます。
笑いと発見の「好き」の旅
古賀さん自身も、初めは「好きな食べ物」で即答できない一人でした。私たちが日々交わす何気ない会話の中で、「好きな食べ物」と尋ねられたとき、ふと考え込み、何か特別なものを思い出すことが多いのではないでしょうか。しかし、実際に自分の「好き」を正直に表現するのは難しいものです。
そんな悩みを抱えた古賀さんは、約120日間にわたり、様々な食の体験を試みます。これには新しいレストランの探索や自炊、そして食べ物の図鑑を引くことも含まれているのです。
このプロセスを通して、彼女は「好きな食べ物」をさまざまな角度から考察し、最終的には「好き」の本質に迫っていくのです。各界からも注目を集めるこの新感覚エッセイは、思わず自分自身に問いかけたくなる内容となっています。
目次が示す多彩なアプローチ
本書は、非常に興味深い目次構成を持っています。気になるステップが多数掲載されており、一体どんな内容が展開されるのか、読者を惹きつけてやみません。目次は以下の通りです:
1. 憧れのあのひとたちには「好きな食べ物」がちゃんとある
2. 好きな食べ物のなかから好きな食べ物を探す
3. 血に聞き、形から入る
4. フェティッシュを爆発させてみたい
5. ラグジュアリーという鎧を着て自分を強くしたい
6. 私よりも私を知っているひとたち
7. 好きな食べ物を、ここで一旦ぶっこわす
8. 脳内ではなく世の中に聞いてみる
9. 可能性のその先の景色を見に行こう
10. 私は好きな食べ物とマッチングしたい
11. 好きを因数分解する方法があった
12. 嘘でもいいから好きと言ってみる
13. 私が好きな私はどんな私ですか
また、巻末には読者が自身の「好きな食べ物」を考えるためのワークシートも付いており、実際に自分の気持ちを整理する手助けになります。
俳優や絵本作家からの熱烈な支持
この本は、俳優の上白石萌音さんや絵本作家のヨシタケシンスケさんからも推薦を受けています。上白石さんは、古賀さんの文章には母のような安心感、親友のような愉快さ、そして恋人のような刺激があると述べ、その魅力を伝えています。また、ヨシタケさんは美味しい食べ物と面白い文章という二つの要素が組み合わさった作品であることを称賛しています。
書店員たちの絶賛の声
このエッセイを読んだ多くの書店員も絶賛のコメントを寄せています。古賀さんが「好き」を見出す過程を共にすることで、自分の中に埋もれていた「好き」を思い出すきっかけになると語る人が多くいます。
紀伊國屋書店の宗岡敦子さんは、古賀さんの姿からポップなきらめきを感じ、「探求のアドベンチャー・フードエッセイ」と表現しました。また、未来屋書店の福原夏菜美さんは「まさに読めて良かった」と振り返り、古賀及子という作家の力を再認識している様子がうかがえます。
書籍の詳細情報
著者の古賀及子さんは、これまでに数多くのエッセイを執筆してきた実力派エッセイストです。本書では、彼女が探し続けてきた「好きな食べ物」がどのようにして見つかったのか、ぜひその過程を確かめてみてください。
- - タイトル: 『好きな食べ物がみつからない』
- - 著者: 古賀及子
- - 定価: 1,760円(税込)
- - 発売日: 2024年12月4日
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