一括査定サイトの訪問査定率ランキング2021
不動産業界で重要な指標となっている訪問査定率。2021年を振り返ると、不動産会社「ミカタ」が発表した訪問査定率ランキングが注目されています。本記事では、各サイトの実績や特徴を詳しく説明します。
訪問査定率 第1位「LIFULL HOME'S」
2021年において訪問査定率が最も高かったのは「LIFULL HOME'S」で、印象的な31.4%を記録しました。これは第2位に10ポイント以上の差をつける圧倒的な数字です。
さらに、この媒体は低いキャンセル率を誇り、計3つの指標において2冠を達成しました。「訪問査定率が高く、キャンセル率が低い」というのは、一括査定サイトを活用したい方にとって理想的な状況であり、今後は質の高い反響が期待されます。一方で、査定数は8媒体中6位とやや低迷しているため、案件数を確保するためには他媒体との併用が基本戦略となるでしょう。
訪問査定率 第2位「HOME4U」
第2位はNTTデータスマートソーシングが運営する「HOME4U」。訪問査定率は18%から20%で安定しており、キャンセル率も低いのが特徴です。これにより安定した反響の質を実現しています。
キャンセル率では惜しくも3位に留まりましたが、その差はわずか0.3ポイントしかありません。物件種別による絞り込みは他の媒体より劣りますが、件数と質の両方を求めるユーザーには十分に候補に挙がる媒体です。
訪問査定率 第3位「すまいステップ」
第3位には「すまいステップ」がランクインしました。運営元は「イエウール」を手掛けるSpeee社です。2位のHOME4Uとはわずか0.7ポイント差で接近しています。特に11月からの成長が顕著で、今後の成果に期待が寄せられています。
番外編:査定数No.1「リビンマッチ」
訪問査定率ランキングとは対照的に、査定数で第1位を獲得したのは「リビンマッチ」です。オンラインでの集客力は随一であり、他の媒体を圧倒する結果を出しています。訪問査定率は上位に入らなかったものの、それをもって優秀さを欠くと判断するのは早計です。
リビンマッチの強みは、売却を検討し始めたばかりの「そのうち客」から多くの問合せを獲得できることにあります。このため、将来的な潜在顧客を育てていくチャンスも秘めています。
不動産会社「ミカタ」の紹介
ミカタ株式会社は、不動産業界向けの情報メディアや営業支援サービスを提供しています。運営するオウンドメディア『不動産会社のミカタ』は、年間約10万人のユーザーに利用されています。さらに、サービス資料をまとめた「ミカタストア」や、一括査定サイトからの新規客への初期対応コールセンターサービスも展開しています。
- - 会社名: ミカタ株式会社
- - 代表者: 荒川竜介
- - 所在地: 東京都千代田区神田須田町1-26
- - 設立: 2018年12月
- - 公式サイト: ミカタ公式サイト
この情報を踏まえると、一括査定サイトを選ぶ際には、訪問査定率やキャンセル率だけでなく、全体的な安定性を考慮した選択が重要です。各媒体の特徴を理解し、効率的な売却活動を進めましょう。