ジャパンセールスミッション2025の実施概要
今月24日と25日の2日間、東京にて「ジャパンセールスミッション2025」が開催されました。このイベントはアメリカ合衆国の公式観光マーケティング機関であるブランドUSAが主催し、アメリカ各州や都市の観光局、旅行関連企業など、計35名の代表者が参加しました。彼らは日本の旅行業界関係者との商談を通じて、アメリカの観光地やサービスを紹介し、新たなビジネスチャンスを模索しました。
東京での成功を受けて、約700件もの商談が行われ、参加者たちによる熱心な意見交換が行われました。また、教育セミナーも実施され、日本市場とのさらなる連携と情報発信の強化を図る場となりました。特に今年は初めてアラバマ州とオーランド市が参加し、多様な観光地の魅力を発信する意欲の高まりが伺えました。
訪日は両国の旅行業界に新たな機会を提供
ブランドUSAセールスミッションの目的は、日本とアメリカの旅行業界間の連携を深めることであり、新たなパートナーシップの創出を狙いとしています。1日にわたる個別商談会には100名以上の旅行関係者が参加し、日本市場の重要性を再確認する場ともなりました。
日本市場におけるアメリカへの期待
日本はアメリカにとって、非常に重要な市場であり、昨年の訪米者数で第5位にランクインしています。今年上半期にはさらに市場ランキングを上げ、現在では第4位に位置付けられています。米国の商務省や観光局のデータによると、訪米旅行の需要は着実に回復しているとのことです。
さらに、旅行データプロバイダーであるセーバー社のデータでは、日米間の直行便において座席数が前年比で3%増加していることが報告されています。これは、近年のコロナ禍からの回復を象徴する数字でもあり、225年の国際博覧会を控え、次第に旅行需要も活性化していることが感じられます。
日本市場向け情報発信とアメリカの魅力
今回のセールスミッションでは、2026年以降のアメリカ旅行に関連する新たなトピックスも紹介されました。例えば、アメリカ建国250周年記念イベントや、ワールド・ベースボール・クラシック、サッカー・ワールドカップ、ロサンゼルスオリンピックなど、日本市場においても注目されるべきイベントが数多く控えています。こうした情報は、旅行者向けの公式ポータルサイト「AmericaTheBeautiful.com」で確認できます。
このように、ブランドUSAは日本市場の重要性と、訪米旅行者数の着実な増加を嬉しく受け止めており、今後も日本の旅行業界とともに新たな可能性を開拓していくことを目指しています。