2024年11月6日から7日までの期間、南青山MANDALAにて昭和精吾事務所による寺山修司のラジオドラマ『犬神の女』が上演されます。この公演は、ラジオドラマを生演奏で楽しむという新しい試みで、多くのファンが期待を寄せています。
公演の概要
昭和精吾事務所は、声と音楽を駆使して聴覚の喜びを追求する集団であり、これまでに多くの公演を行い、観客を魅了してきました。特に、寺山修司の作品に焦点を当てた公演が多く、過去には様々な形でその魅力を伝えてきました。今回の『犬神の女』は、彼らが根ざす文化と芸術の一環として位置付けられています。
この公演では、2022年の公演でキャストが再結集し、生演奏を伴ったラジオドラマの収録が行われうまれ変わります。その中で、劇中歌や日原奈緒花によるダンス、さらには巨大な仮面のパフォーマンスなど、視覚的にも聴覚的にも楽しめる要素が盛り込まれています。
特別なゲストライブ
公演の中には、特別ゲストとしてa_kira率いる「天使乃聲」が参加し、J・A・シーザーの楽曲を披露します。特に、1970年代に新⾼けい⼦によって歌われた幻の名曲も再現される予定で、観客にとっては貴重な体験です。演奏曲は日替わりとのことで、どのような楽曲が聞けるのか期待が高まります。
さらに、公演後には60分間のBARタイムが設けられ、キャストとの交流や『犬神の女』をテーマにしたオリジナルカクテル『赤い月』の提供、またこの日限定のキャストブロマイドが販売されるなど、余韻を楽しむ企画も用意されています。
物語の背景
『犬神の女』は、寺山修司の作品の中でも特に印象的なストーリーです。物語は「犬憑きと遊ぶと自分に犬が乗りうつる」という古い言い伝えを背景に展開します。孤独を抱える主人公・月雄が一匹の犬との出会いによって引き起こされる奇妙な事件の数々を描いています。寺山修司の独特な言語と視覚表現を通じて、観客は物語の深層に触れることができるでしょう。
昭和精吾事務所について
昭和精吾事務所は、2024年に設立40周年を迎える歴史ある劇団です。彼らは、寺山修司の演劇実験室や、さまざまなアングラ作品を手掛け、独特な視点から物語を語ることに定評があります。「言語の洪水」と称される彼らの作品は、高い中毒性を持ち、観客に深い感動を与えることで知られています。
新たな試みとして、ラジオドラマの形式を取り入れた『犬神の女』の上演は、既存の枠を超えた芸術の形を追求する昭和精吾事務所の挑戦です。
ぜひ、期待されるこの公演に足を運び、特別な体験を共有してみてはいかがでしょうか。
公演情報
- - 日時:2024年11月6日(水)〜2024年11月7日(木)
- - 場所:南青山MANDALA(東京都 港区 南青山 3丁目2−2南青山MRビル 1F)
- - チケット料金:全席自由 3,800円(税込) ※別途1drink
さらに詳しい情報は公式サイトやX(旧Twitter)をご確認ください。
公演のチケットはカンフェティにて販売中です!