空き家所有者の悩み
2024-07-03 12:46:22

空き家所有者の実態に迫る!「アキサポ」調査が明らかにした悩みと課題

空き家所有者の実態に迫る!「アキサポ」調査が明らかにした悩みと課題



近年、増加の一途をたどる空き家問題。その現状と課題、そして解決策を探るべく、不動産開発・リノベーション事業などを展開する株式会社ジェクトワンが運営する空き家解決サービス「アキサポ」が、空き家所有者を対象とした意識調査を実施しました。

今回の調査では、空き家を現在所有している方、あるいは今後相続予定の方、計1,040名を対象に、空き家の所有状況や悩み、活用を検討する際の制約、そして望む条件などが明らかになりました。

空き家の所有状況と相続の影



調査結果によると、空き家の所有状況は、「常用していない空き家を所有している」が43.0%、「相続予定の空き家がある」が59.5%という結果に。特に30~40代では、相続予定の空き家がある方が多く、将来的な空き家問題への意識の高さがうかがえます。

一方で、空き家の対処について意思決定に関与できる方は、所有権の有無に関わらず、9割近くという結果になりました。これは、空き家に対しては、所有者自身がどのように対処するか、その意思決定に関与したいと考えている人が多い一方で、実際に有効活用に至っていない現状を表していると言えるでしょう。

空き家所有者の悩み:整理、活用、そして費用



空き家所有者にとって、一番の悩みは「不用品の整理・撤去ができていない」(9.8%)という結果に。続いて、「売却や活用等、何をするのがよいかわからない」(8.4%)、「活用する具体的なアイデアがない」(6.8%)という悩みが上位にランクインしました。

また、空き家の売却や活用を検討する際に制約となることについては、「残置物が多くて片づけられない」(13.9%)が最も多く、次いで「何から始めればよいかわからない」(12.6%)、「リフォームや取り壊しの費用を捻出できない」(8.7%)という結果になりました。

これらの結果から、空き家所有者は、不用品の処理や、そもそも何をしたらよいかわからないといった、具体的な課題を抱えていることがわかります。

売却や賃貸を検討する際の条件:費用と手間



空き家の売却や賃貸を検討する際に、所有者が望む条件としては、「費用」と「手間」の問題が大きく影響することが明らかになりました。

売却を検討する際には、「解体費や手続き費用などの初期費用がかからない」「手続きに時間と手間がかからない」といった条件が重要視されます。賃貸を検討する際には、「確実に賃貸収入を保証してくれる」「遺品整理や残置物処理などの費用や手間がなくなる」といった条件が挙げられます。

これらの結果から、空き家の売却や賃貸を検討する際には、所有者にとって、経済的な負担や時間的な負担を軽減できることが、大きなポイントとなることがわかります。

空き家問題解決に向けて:所有者の意識とサポート



調査結果からは、空き家の所有者は、心の整理や具体的な対処方法の不明瞭さ、そして費用や手間といった課題を抱えていることがわかりました。

「アキサポ」では、空き家問題解決に向けて、所有者の意識啓蒙と、適切なサポートを提供していくことの重要性を訴えています。所有者の負担を軽減し、最適なプランを提案することで、空き家の有効活用を促進していくことが、今後の課題と言えるでしょう。

まとめ



「アキサポ」が実施した調査は、空き家所有者の現状と課題を浮き彫りにしました。空き家の所有者は、整理や活用、費用や手間といった様々な課題を抱えており、解決には所有者の意識改革と適切なサポートが必要不可欠です。

「アキサポ」は、今後も空き家問題の解決に向けて、所有者にとってより良いサービスを提供していくことを目指しています。


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